「半年で2回も日本を旅行することになるとは!」=中国人観光客を突き動かした欲求とは?―中国ネット

Record China    2014年5月8日(木) 7時8分

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7日、中国のインターネット上に、北京市在住の男性が記した「日本文化は完ぺきに近い、中国の文化は復元不能」と題する文章が掲載された。写真は京都。

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2014年5月7日、中国のインターネット上に、北京市在住の男性が記した「日本文化は完ぺきに近い、中国の文化は復元不能」と題する文章が掲載された。以下はその概要。

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この半年という短い間に2度も日本を旅行することになるとは、半年前の自分は夢にも思わなかったことだろう。私たちは日本文化の影響を受けて育った世代だが、歴史やさまざまな教育の問題から、この国に多くの親近感を抱くことはなかった。1回目の日本旅行は航空券の割引があったことなどから決めたが、2回目は「より深く日本文化を理解したい」という心からの欲求が理由だ。

最初に日本を訪れたときに見たのは、お寺や神社、料理、温泉とその奥底に流れる日本の伝統文化だった。日本のこれらの見どころは景勝地だけではなく、関係する文化圏、京都であれば祇園、お寺、舞妓、庭園、京料理、工芸品などが一体となって1つの文化を形成している。一方、中国国内では、文化的な観光地の開発においてもおのおのが孤立し、寄せ集めのような状態になっている。大衆生活からかい離した文化は、もはや文化とは呼べない。

日本を旅行すれば、中国ではすでに失われたものが日本で広く根付いていることに気付くだろう。漢字(繁体字)や毛筆、唐傘、扇子、茶芸や香道などなど。それらの一部はただの技術品に過ぎないが、中国浙江省で売られている粗悪な模造品に比べれば、日本人が作るものは実に精巧で美しく仕上がっている。建築家の梁思成(リアン・スーチョン)氏は、「京都の建築こそ唐の文化を受け継いでいる」と感嘆している。

初めての日本旅行には多くの発見があり、以前の日本に対する浅はかな見識が打ち壊された。日本の寺院は中国のものよりも純粋で、保存と修繕も行き届いている上、それに関連する文化も広く普及している。日本料理にしてもそうだ。中国料理ほど多彩ではないものの、巧みな技術と自然の調和を尊重する様は、中国料理とは比べようもない。最初の旅行で深く感銘を受けた私と妻は、すぐにもう1度日本を旅行することを決めたのだった。(翻訳・編集/北田

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