国連安保理緊急会合、パレスチナとイスラエル代表が出席―中国メディア

人民網日本語版    2021年5月17日(月) 16時0分

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国連安保理は16日、パレスチナとイスラエルの衝突をめぐる緊急会合を開いた。中国の王毅外相が議長を務め、グテーレス国連事務総長、当事国であるパレスチナとイスラエルの代表及び中露米英などの代表が出席した。

国連安保理は16日、パレスチナイスラエルの衝突をめぐる緊急会合を開いた。中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外交部長(外相)が議長を務め、グテーレス国連事務総長、当事国であるパレスチナとイスラエルの代表及び中露米英などの代表が出席した。

王部長は、「停戦と暴力の停止は一刻の猶予もならない。国際社会は緊急行動を起こし、全力で情勢のさらなる悪化を阻止し、地域の再混迷化を防ぎ、現地の人々の生命の安全を守らなければならない。中国は民間人に対する暴力行為を強く非難し、衝突の双方に対して、軍事・敵対行動の即時停止を改めて促す。特にイスラエルは、自制を保ち、国連決議をしっかりと遵守し、パレスチナ民衆の住宅の取り壊しと撤去を止め、パレスチナ民衆の追放を止め、入植地の拡大を止め、イスラム教徒に対する暴力、威嚇、挑発を止め、エルサレムの宗教的聖地の歴史と現状を守り、尊重する必要がある。パレスチナ側も、情勢の一層の激化を招き得る措置を避け、民間人を傷つけることを避け、情勢の緩和と沈静化を共に図っていく必要がある」とした。

グテーレス事務総長は、「現在パレスチナ・イスラエル情勢は長年なかった深刻な激化を経験している。最近の暴力は死傷、破壊、絶望の悪循環を継続させ、平和共存という希望の見通しを一層つかなくするだけだ」と警告した。

パレスチナのマリキ外相は声明で、イスラエルによるパレスチナ「侵略」を強く非難するとともに、攻撃がガザ地区民衆に与えた被害を詳細に説明した。

イスラエルのアーダン国連大使はイスラエル側の「対応行動」への理解を安保理に求め、「ハマスがパレスチナの民間人を盾にしてイスラエルの民間人に発砲したのはこれが初めてではない」とした。また、イスラエル側は民間人の死傷を防ぐために必要な措置を講じていると強調した。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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