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6日、12年に中国江蘇省の長江流域で起きた韓国籍貨物船の化学物質流出事故で、上海市水務局などが船主に3億元(約49億円)の損害賠償を求めた訴訟の審理が、近く湖北省武漢海事法院で始まる見通しとなった。
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2014年5月6日、楚天金報によると、12年に中国江蘇省の長江流域で起きた韓国籍貨物船の化学物質流出事故で、上海市水務局などが船主に3億元(約49億円)の損害賠償を求めた訴訟の審理が、近く湖北省武漢海事法院で始まる見通しとなった。
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12年2月3日、江蘇省鎮江市に停泊していた韓国籍の貨物船から化学物質のフェノール(石炭酸)が流出。市内の水道水や工業用水に流れ込んで異臭騒ぎが起きた。当局が調べたところ、貨物船のバルブがきちんと閉まっておらず、積んでいたフェノールが川に流れ出ていた。
これを受け、鎮江市の水処理企業が武漢海事法院に財産保全を申請。法院は貨物船の差し押さえを命じた。その後、同年後半になって鎮江市の水処理関連企業、上海市の海事局、水務局、環境保護局など260以上の企業・団体・個人が船主を相手取り、賠償金3億元を求める訴訟を起こした。
船主側は事故の責任限定基金の適用を求めて司法当局に申請。海事法院がこのほど受理し、損賠訴訟の審理が始まる見通しとなった。(翻訳・編集/AA)
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