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中国の農村人口は莫大で、これまで社会保障制度を普及させるのはきわめて困難とされてきたが、中国衛生部のスポークスマンは11日、中国全農民の約8割が、新型農村合作医療制度の加入者になったと発表した。
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2007年6月11日、中国衛生部(厚生労働省に相当)のスポークスマン毛群安(マオ・チュンアン)は、各省からの報告によれば、国が行っている新型農村合作医療制度は、全国の市・区の81.03%に相当する2319の市・区で実施されていると発表した。実施されている市・区でこの医療制度に加入している農民は6億8500万人で、これは中国全体の農村人口の78.78%にあたるという。
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さらに、この新型農村合作医療制度の受益者は全国で累計7418万人にのぼる。内訳は、入院補償を受けた者が延べ553万人、外来診察補償を受けた者が延べ5823万人、健康診断を受けた者が延べ920万人など。***
中国の農村人口は莫大だが、経済水準は低く、農村において都市部と同程度の社会保障制度を実施することはきわめて難しいとされてきた。国家衛生部は今後も、新型農村合作医療制度の進展状況を注意深く見守っていく方針としている。(翻訳・編集/BA)
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