韓国出身の五輪金メダリスト、10月に中国代表として国際大会出場へ―韓国メディア

Record China    2021年5月7日(金) 14時40分

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中国国籍を取得して注目を集めた韓国出身のスピードスケート・ショートトラック選手のイム・ヒョジュンが、10月に開催予定のW杯に中国代表として出場する見通しであることが分かった。

先日、中国国籍を取得して注目を集めた韓国出身のスピードスケート・ショートトラック選手のイム・ヒョジュン(24)が、10月に開催予定のワールドカップ(W杯)に中国代表として出場する見通しであることが分かった。韓国・YTNが6日付で報じた。

YTNは韓国のスケート関係者の話として、イムは4月から北京でトレーニングを開始しており、10月に北京で行われる予定のW杯が中国代表としての初めての試合になるだろうと報じた。試合での登録名は、“Lim Hyo-jun”から中国読みの“Lin Xiaojun”になるという。

イムは、2018年の平昌冬季五輪で金メダルを獲得するなど活躍したが、19年6月にチームメートの男子選手のズボンを人前で脱がせたなどとしてセクハラで訴えられたことをきっかけに韓国内で練習機会が確保できなくなり、今年3月に中国国籍取得を決断した。中国では現在、同じく韓国からロシアに国籍を変更してソチ五輪で金メダルを獲得したビクトル・アンが指導に当たっていることも後押しになったとみられている。

22年の北京五輪出場を目指すイムだが、多くの韓国メディアは可能性は低いと報じてきた。国際オリンピック委員会(IOC)の五輪憲章第41条第2項に「選手が国籍を変えて五輪に出場するためには、前の国籍で国際大会に出場してから3年が経過しなければならない」と規定されているためだ(イムは19年3月10日に韓国代表として世界選手権に出場)。

ただ、五輪憲章ではこの3年という期間について、「国内オリンピック委員会(NOC)と国際競技連盟(IF)の合意およびIOC理事会の承認があれば短縮あるいは取り消されることもある」と定められているため、可能性は低いもののゼロではない。(翻訳・編集/北田

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