四川省成都に出現したブラインドボックスペット、「たくさんの猫や犬が息絶え絶えに」―中国紙

Record China    2021年5月9日(日) 8時10分

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中国紙の半島晨報は4日、四川省成都市に出現した「ブラインドボックスペット」について、「たくさんの子猫や子犬が息も絶え絶えの状態だった」などと指摘する記事を掲載した。

中国紙の半島晨報は4日、中国四川省成都市に出現した「ブラインドボックスペット」について、「たくさんの子猫や子犬が息も絶え絶えの状態だった」などと指摘する記事を掲載した。

「ブラインドボックス」とは中身の見えない箱に小さなフィギュアなどを入れた中国で人気の小型玩具で、購入者は開けて初めて中にどんな物が入っているかが分かる。成都市にこのほど出現した「ブラインドボックスペット」は子猫や子犬をそのような状態で販売するもので、記事によると同市では1台のトラックに「ブラインドボックスペット」として販売される160匹余りが詰め込まれていた。劣悪な環境のため箱の中で死んでしまうリスクは高く、実際に虫の息になっていた猫や犬は少なくなかったという。

記事は動物愛護ボランティアによる救出活動について伝えるとともに、「ブラインドボックスペット」は決して目新しい現象ではないこと、9.9元(約170円)や19.9元(約340円)で販売されるケースがあることなどに言及。また、「売り手は『高価な猫や犬が入っている可能性が』などとうたっている」と述べ、「商品説明には『受け取り拒否、返品交換を受け付けません』とのただし書きがしばしば現れる」「悪質な業者が金もうけのために死にそうな小動物を発送する可能性もある」とも指摘した。

さらに「ブラインドボックスペット」の販売には違法行為の疑いもあるといい、記事は「郵政法実施細則」や「動物防疫法」について紹介した上で「売買がなければ(動物を)傷付けることもない。猫や犬が温かい扱いを受けられるよう願う」と締めくくった。(翻訳・編集/野谷

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