東京で起きた中国人留学生殺害事件、被害者の母親「賠償金は全て寄付」―華字紙

Record China    2021年4月26日(月) 18時20分

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5年前に東京で殺害された江歌さんの母親が江歌さんの当時のルームメートを相手に起こした訴訟をめぐり、中文導報は、母親が賠償金を全て寄付する考えを示したことを伝えた。写真は江歌さんの母親の江秋蓮さん。

東京都中野区で5年前に刺殺された中国人留学生、江歌(ジアン・ガー)さんの母親が江歌さんの当時のルームメートを相手に起こした訴訟をめぐり、日本の華字紙・中文導報は25日、母親が賠償金を全て寄付する考えを示したことを伝えた。

江歌さんは2016年11月3日、自身が住む中野区のアパート前でルームメートの元交際相手に刺殺された。「事件当時、ルームメートがドアを開けるのを拒むなどした行為には娘の死に対する回避できない重大な過失が存在する」との認識を持つ母親の江秋蓮(ジアン・チウリエン)は、18年10月15日に当時のルームメートを相手に中国国内で訴訟を起こすと宣言。記事によると、今月15日に山東省青島市城陽区法院で正式な審理が始まり、江秋蓮さんは23日、受け取る賠償金を公益機関に全額寄付するとの考えを表明した。

寄付は当初から決めていたといい、記事は江秋蓮さんが「私が疲れ切っていた時に支えてくれた愛に報いたい」と語っていることを紹介。また、「この1632日間、無数の人の助けと関心のおかげで私は今日まで頑張り続けることができました。額にかかわらず、受け取った賠償金は全て寄付します」などとつづられた江秋蓮さんの投稿も掲載している。(翻訳・編集/野谷

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