現金輸送作業直後の悲劇、安全確保作業中に銃が暴発して同僚が死亡―中国

Record China    2021年4月29日(木) 11時50分

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四川省南充市内の警備会社で、現金輸送作業を終了した直後に安全確保のために銃から弾丸を抜く作業をしていたところ、銃が暴発して1人が死亡する事故が発生した。写真は事故が発生した警備会社。

中国メディア「澎湃新聞」によると、四川省南充市内で21日、現金輸送作業を終了した直後に安全確保のために銃から弾丸を抜く作業をしていたところ、銃が暴発する事故が発生した。現場には複数の職員がいたが、弾丸は抜き取り作業をしていた職員と別の職員に当たった。負傷した職員は病院に搬送されたが、死亡した。

警備会社である南充保安服務総公司の職員が、南充農商行銀行に委託されている現金輸送の作業を行った。通常通りの作業だったという。現金輸送作業の終了後、警備会社に戻った職員らはやはり通常通り、安全のために銃から弾丸を抜き取って、別々に保管する作業を行った。その時、一人の職員が扱っていた銃が暴発した。弾丸は別の職員に当たった。

負傷した職員は、南充市中央医院(病院)に運ばれた。銃弾は股間部の大動脈に達しており、傷口は大きかった。病院に到着してから手術室に運ばれる間も、医療スタッフは付き添いながら蘇生処置を続けた。しかし、手術を始める前に、負傷者の生命反応は完全に消失していた。

南充農商行銀行は、「長年にわたって現金輸送は外注している。スタッフの管理や給与支払い、各種査定、銃器の管理はすべて、外注先である専門の警備会社に一任している」と説明した。

記事によると、事故が発生した南充保安服務総公司を訪れたところ、会社の看板などはなく、職員2人が敷地の入口で警備をしていた。建物の壁には「出動時には慎重に」などの赤い文字で書かれた標語が貼られていた。警備の職員に銃の暴発事故について尋ねたが「知らない。分からない」としか答えなかった。敷地内部には現金輸送車が多く止められていたという。

会社社長と連絡が取れたが、「警察が(事故の)責任問題などを調査しているので、あまり話をすることはできない」とだけ言って、電話を切ったという。(翻訳・編集/如月隼人

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