虎が村落に出現し驚いて立ちすくむ住人襲う、ロシアから進入ルート形成か―黒竜江

Record China    2021年4月25日(日) 10時20分

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黒龍江省鶏西市内の臨湖村で23日朝、虎が住人1人を襲って負傷させた。専門官によると、ロシア領内から中国に向けて「虎の回廊」が形成され拡大しているとみられる。

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中国中央電視台(中国中央テレビ、CCTV)によると、黒龍江省鶏西市内の臨湖村に23日朝、虎が出現した。虎は辺りを移動し、住人1人が襲われて負傷した。

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現れたのは、ロシア・シベリア地方から中国東北地方にかけて生息しているアムール虎。アムール虎は国際自然保護連合(IUCN)が定める絶滅の恐れのある野生動物リストで「絶滅危惧(きぐ)」に指定されている。

CCTVが取材した臨湖村の住人男性によると、朝起きたら屋外から、聞いたことのない吠え声が聞こえてきた。屋外に飛び出して相手の様子を見て「これは虎じゃないか?」と思ったので、急いで家に逃げ戻り家族に話したが、誰も信じなかったという。

虎はその後、村内で暴れて自動車の窓ガラスを割ったりした。警察が出動して人々を避難させたが、農作業をしていた住人1人が虎に襲われ負傷した。驚いてしまい立ちすくんでいたところ、虎が躍りかかったという。自動車が突進して虎を現場から引き離し、負傷者を救出して病院に搬送したという。

現場には当局林業部門の専門家が到着して、虎に麻酔銃2発を命中させた。虎は草むらに逃げ込んだが、約6時間後に草むらから飛び出し、自動車のタイヤにかみついた。タイヤはパンクしたという。虎はその後、耕作地を歩きまわったため、追加の麻酔銃が発射され、虎は午後8時40分ごろに倒れた。午後9時ごろには完全に眠った状態になり、虎を捕獲することに成功した。虎は、黒龍江省野生動物保護協会救助ステーションに送られることになったという。

虎は体長が約2メートル、体高は約1メートル、体重は250キログラム前後。虎やヒョウの群れを長年観察している北京師範大学生命科学学院の馮利民准教授によると、鶏西市内にアムール虎が出現したのは初めてでなく、数年までにも出現情報があった。状況からして、ロシア領内のシホテアリニ山脈から来た可能性が高く、以前にも出現していることから、中露国境地帯から中国領内に「虎の回廊」が形成され拡大しているとみられるという。(翻訳・編集/如月隼人

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