韓国で故・金日成主席の抗日回顧録が発売、統一部は「承認していない」=韓国ネット「黙認したのでは?」

Record China    2021年4月24日(土) 7時0分

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韓国内で北朝鮮の故・金日成主席の回顧録「世紀とともに」が発売され、物議を醸している。写真は故金日成主席。

韓国内で北朝鮮の故・金日成(キム・イルソン)主席の回顧録が発売され、物議を醸している。4月22日、韓国・ファイナンシャルニュースが報じた。

記事によると、韓国の出版社「民族舎廊房」は1日、北朝鮮の故・金日成主席の抗日回顧録「世紀とともに」を韓国内で発売した。北朝鮮で発行された形態と同じ8冊組であり、価格は定価で28万ウォン(約2万7000円)だという。韓国の大手書店教保文庫のホームページでは、「1945年8月15日に日本の帝国主義から解放されるまで、中国満州の原野と白頭山の陣営を行き来しながら抗日武装闘争を展開した記録」と本の内容が紹介されている。

しかし韓国の統一部は22日、同書籍の出版に関し、「民族舎廊房とは事前協議を行っておらず、搬入承認申請を受けた記録もない」とコメント。韓国では南北交流協力法により、北朝鮮から物品を持ち込む際には物品の項目や取引形態、代金の決済方法などについて統一部長官の承認を得ることが定められているため、法律に違反する可能性が浮上した。記事によれば2012年にも「南北交易」という団体が同書籍の搬入を申請して承認されたことがあったが、その時は「北朝鮮関連の研究機関など、特殊資料を扱う認可代理店に販売すること」が目的とされていたという。統一部は民族舎廊房に対し、出版の経緯などを正確に把握した上で措置を検討する方針としている。

また記事は、同書籍が過去の裁判において「北朝鮮の金日成の抗日闘争を宣伝するなど、北朝鮮の革命の正統性を強調し美化する内容」として「利敵表現物」と判断されている点を指摘。「国家の存立や自由民主的秩序を脅かすと知りながら反国家団体やその構成員などを称賛・鼓舞・宣伝する目的で文書・図画などの表現物を製作・輸入・運搬・販売または取得する行為」を禁じる、国家保安法に抵触する可能性も示唆している。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「すでに出版された後で措置を検討?黙認していたとしか思えない」「韓国も共産主義者たちが大手を振って歩く時代になったんだな」「どうせ政府は承認するつもりだったでしょ?」「ついに『偉大な首領様』の伝記まで発売に…。テレビで『金正恩(キム・ジョンウン)委員長』とわざわざ呼んでいるのを見た時からおかしいと思ってた」「だから『共に』民主党だったのか。鳥肌が立つ」など、政府への不満の声が多く寄せられている。

一方で「北朝鮮と交流すること自体も疑問なのに、金日成の回顧録を出版するなんて理解できない」「書籍を回収して、出版社の社長や担当者たちを逮捕すべき」など、出版社を批判するコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山)

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