実は冷やし中華は…中国出身の留学生が日本で初めて食べた「中華料理」

中信出版日本    2021年4月30日(金) 21時40分

拡大

私たち留学生にとって、「ふるさとの味」はとても魅力的です。日本の街を歩いていると、「中華料理店」をよく見かけます。

私たち留学生にとって、「ふるさとの味」はとても魅力的です。日本の街を歩いていると、「中華料理店」をよく見かけます。「ここならふるさとの料理を食べられるかも!」と考え、いつも店に入るのですが、日本の中華料理店で食べた「中華料理」は、実は中国で見たこともないものだったりします。

【関連記事】中国出身の留学生を悩ます日本語の難しさ「レジ袋いりますか」何て答えるのが正解?

今回は、中国から来た留学生の私が日本で初めて食べた「”日本式”中華料理」について話したいと思います。

冷やし中華のルーツはどの料理? 私が初めて食べた「日本式中華料理」は「冷やし中華」です。名前から大体のイメージを想像していたのですが、実物を目の前にすると、たしかに見たことのない食べ物なのです。

中国の冷やし麺である「涼拌麺(リャンパンミエン)」をルーツに持つといわれていますが、麺の上に卵やキュウリなどの具材をのせるところは中国東北地方の料理「五彩大拉皮(ウーツァイダァラーピー)」にも似ているように思います。ただ、「五彩大拉皮」は麺ではなく、「拉皮(ラーピー)」という中国東北地方特産の、緑豆でん粉とじゃがいもでん粉を原材料として作られた平べったい春雨です。そのため、冷やし中華とは異なり、主食としては食べません。

「冷やし中華」は日本で「中華」として親しまれていますが、おもしろいことに、中国のサイトで検索してみると「日式涼拌麺(日本式冷やし麺)」と呼ばれており、日本料理としてみなされています。

中国にはないエビの味わい方 このほか、中国で食べたことがない日本式の中華料理は「エビチリ」です。中国で海老はそのまま茹でて食べるか、またはピーマンや唐辛子などと一緒に炒めて食べるのが一般的。

「エビチリ」のようにケチャップと一緒に炒めるつくり方は、日本に来てから初めて見ました。いまだになかなか慣れない味なのですが、日本式の甘酸っぱい味わいは挑戦してみる価値はあったと思います。

もう一つ中国人にとってめずらしい中華料理が「エビマヨ」です。中国で卵と海老を一緒に炒めて食べたことはありますが、マヨネーズをおかずに使うことは基本的にありませんでした。そのため、私は初めてエビマヨを食べたとき、これまで食べたことがない新鮮な感覚だと思いました。

しかし、食べ進めるとやはり少し違和感。というのも、中国ではケチャップやマヨネーズといった調味料を使わず、トマトや卵などの原材料をそのまま調理して食べるほうが普通なので、どうしても日本式の味付けには慣れない部分があります。

日本で「本場の味」に出合うには? 日本のレストランでは「中華」と書かれていても、実は中国にルーツを持つだけの料理がたくさんあります。では、本場の料理を食べたい場合はどうしたらいいのでしょうか。

私自身の経験から、「中華料理」より「中国料理」と書かれているところのほうが、本番の味に近いように感じます。また、北京ダックなど特定の料理名が店名の場合、その料理が店の看板メニューである場合が多いので、店名も要チェックです。

日本式の中華料理はほかにも色々あると思います。なにかおすすめなものがあれば、ぜひ教えてくださいね。(提供/中信出版日本)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携