中国で「漢服」「JK」「ロリータ」ファッションが流行、市場はさらに拡大へ―中国メディア

Record China    2021年4月22日(木) 8時20分

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かつて中国では少数の愛好者が好むだけだった「漢服」「JK制服」「ロリータ」といったジャンルのファッションが流行の兆しを見せている。

かつて中国では少数の愛好者が好むだけだった「漢服」「JK(女子高生)制服」「ロリータ」といったジャンルのファッションが流行の兆しを見せている。中国メディアの環球網が19日付で伝えた。

漢服、JK制服、ロリータは中国で「三坑」文化と呼ばれ、特定の人の間でしか流行してこなかった。ところが、ここ数年はファッション業界の細分化を背景に人気を大きく伸ばしているという。アリババグループが運営する大手オンラインモール・タオバオ(淘宝)では、漢服、JK制服、ロリータファッションを扱う店が1000近くに上っている。「三坑」はすでに年間売上高100億元(約1660億円)を超える市場を形成している。

記事によると、「三坑」の消費者は「粘着性」が強く、一つあるいは複数の店で頻繁に購入する。ショップの会員グループやバイヤーショーなどで情報を共有したりコミュニケーションをしたりして、一つの店をその文化の集積地にしている。「三坑」の商品を販売する側もこの文化の愛好家が多く、流行やトレンドに敏感だ。

近年、「三坑」が人気を集めている背景には、特定の趣味を持った人々が集まるサークル文化の浸透や、若者による大胆なファッションの台頭、そして親世代にそうした個性を容認する雰囲気が広がったことがあるようだ。新型コロナウイルスの影響で「三坑」市場もボトルネックに直面しているというが、2000年代以降生まれの若い世代の参入で市場はさらに拡大していく見通しだという。

■漢服

漢服の愛好者の層は主に1990年代から2000年代生まれの若年層。漢服ブランド「清水渓漢初」を立ち上げた湯威(タン・ウェイ)さんは、「経済と文化の発展に伴い、若者たちは中国文化にますます自信を持っていて、漢服を着たることを誇りに思っている。また、若者は新しいことを試してみたいという思いが強く、自分が良いと思ったことについて感想や心得をシェアしたいと思っている周り人も巻き込み、流行のトレンドになっている」と話す。

「漢服資訊」の統計によると、漢服を扱う店舗数も急速に増加傾向にあり、14年は196店、17年は655店、20年は1518店となり、毎年2ケタの増加率を記録しているという。湯威さんは「漢服はもともと少数のグループに属するものではなく、中国文化の一部分。漢字を習ったり、中国語を話したりするのと同じこと」と話し、今後の市場の発展にもポジティブな見方を示した。

■JK制服

女子高生、いわゆる「JK」の制服も近年、中国で人気が急上昇している。記事は、「漢服やロリータファッションに比べてデザインがシンプルで、コーディネートも実用的なため、多くの若い女性に好まれている」と分析。大都市の18~24歳くらいの学生という比較的消費意欲の強いグループの間で流行していたものの、最近では地方都市に人気が波及しており、低年齢化も進んでいるという。

JK制服の販売価格は比較的低く、スカート1枚が100元(約1600円)ほど、200元ほどあれば上下セットを購入できる。流行に伴う価格競争もあり、販売業者は「薄利多売」になっている。2年前にJK制服専門店をオープンし、一からサプライチェーンを築いてきた傅琳穎(フー・リンイン)さんは、市場への柔軟な対応、商品開発、販売ルート開拓、さらに行き届いたサービスが今後のカギになると予想している。

■ロリータ

中国でのロリータファッション流行は主に経済が発展した北京市、成都市、重慶市などの大都市に集中しているという。年齢層は16~25歳くらいで、高校生から若い世代の社会人が中心。その多くがアニメ好きで、新しいものを取り入れることに前向きだという。

ロリータファッションの商品を販売する店の店主で、メインデザイナーでもある練婷婷(リエン・ティンティン)さんも、愛好者から「売り手」に転身した。大学時代にアニメが好きだったことからロリータファッションにはまり、2009年にタオバオに店を開いた。当時はまだ「奇抜な服」というイメージが強く、愛好者も少なかったというが、17年ごろにショート動画の普及などから急速に注目を集め始めた。19年には上海と杭州に実店舗を展開、今年5月には南京に3店舗目がオープンする予定だという。

練さんは、「ロリータファッションは販売価格が割と高いので、コロナ禍では影響を受けやすい。でも、今後5~10年は市場が拡大し続けると思う。中国の人口ベースならマイナーな文化であっても愛好者の数はとても多い。ロリータファッションは地方都市にも広がり始めている。私の店もミュージカルやアニメなど、他の文化圏と協力するなどして枠を超えた展開をしていきたい」と語った。(翻訳・編集/北田

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