中国政府、安重根記念館に中国駐在外国人記者を招待=韓国との結び付き強調する狙いか―韓国メディア

Record China    2014年5月1日(木) 17時23分

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29日、中国外交部は、黒竜江省ハルビン市の鉄道駅に開館した、朝鮮独立運動家・安重根(アン・ジュングン)の記念館に中国駐在の外国メディアを招いた。写真は安重根記念館。

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2014年4月29日、中国外交部は、黒竜江省ハルビン市の鉄道駅に開館した、朝鮮独立運動家・安重根(アン・ジュングン)の記念館に中国駐在の外国メディアを招いた。参加した24人中、約8割が日本人記者だった。仏ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語電子版が30日、韓国メディアの報道として伝えた。

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記者団は、記念館のガラス窓越しに、1909年に安重根が初代韓国統監・伊藤博文を狙撃した駅のプラットホームを見下ろした。ホームには「安重根義士撃斃伊藤博文事件発生地、1909年10月26日」という漢字の表示板が取り付けられている。

同市の中心部には安重根の銅像が設置されていたが、中国政府は2006年、「日中関係に好ましくない」との理由で撤去していた。

開館から100日目を迎えた記念館には約6万人が訪れたという。

日本のある放送局記者は「中国はこれまで『反日デモ』などで日本に圧力を加えたが、習近平政権は、第2次世界大戦に関する文書公開や反日記念館などを通じ、日本を非難している。日本の記者は中国の新たな対日攻撃の手法に関心を抱いている」と話した。

日本は、中国側の狙いについて、日米韓同盟を破壊し、韓国を中国側に引き寄せようとするものとみている。安倍晋三首相が昨年12月に靖国神社に参拝した際には、中国は韓国に「共同対応」を提案した経緯がある。

中国外交部は、安重根記念館に続き、生体実験で知られた日本の細菌戦部隊・旧日本軍731部隊の跡地にも記者団を案内した。

記事では、オバマ米大統領の日本、韓国歴訪直後に中国が安重根記念館と731部隊跡を記者団に公開したのは、韓国との結び付きを強調する狙いがあると指摘した。(翻訳・編集/NY)

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