米国とEUの対中制裁は国際法に違反=イタリア元駐中国大使

CRI online    2021年4月12日(月) 9時40分

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イタリアのアルベルト・ブラダニーニ元駐中国大使は、米国と欧州連合の対中制裁が国際法に違反する行為で、制裁は国連安保理のメカニズムを通しておらず、かつ一方的に行った決定であると主張しました。

イタリアのアルベルト・ブラダニーニ元駐中国大使は現地時間9日、同国メディアのインタビューに対し、最近の米国と欧州連合(EU)の対中制裁が国際法に違反する行為で、制裁は国連安保理のメカニズムを通しておらず、かつ一方的に行った決定であると主張しました。また、制裁は「米国が中国に対して『冷戦』を実施する一つの方法だ」と述べました。

ブラダニーニ氏は、現在、米国の経済的地位は複数の国の台頭で重要ではなくなっていると見ていて、不法な戦争と人権への系統的な侵害により、米国の信頼度は自由落下的に低下したと指摘しています。

ブラダニーニ氏はまた、米国の世界制覇の地位にとって中国はチャレンジとなる存在であるものの、中国がグローバルな政治、経済、文化という多元化の方向へ向かって努力していることを評価し、「米国の軍事的な一国主義に比べて、平和に対する保障である」との見解を示しました。

EUにとって、これに先立って実施したロシア制裁はすでに、加盟国に大きな経済損失をもたらしています。現在、EUは2番目の貿易パートナーである中国に対しても制裁を実施しました。一方、米軍は76年にわたって欧州に駐留しています。イタリアの学者ニッコロ・マキャヴェッリ氏の理論に基づけば、軍事の独立は独立の第一歩です。この点から見ると、EUは真に独立したとは言い難いと見られています。(提供/CRI

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