中国のプレハブ建築業が急成長―中国メディア

人民網日本語版    2021年4月11日(日) 19時20分

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陝西省西咸新区秦漢新城に位置する陝西建工新型建材有限公司の生産現場で、壁板、床板、梁、階段などの部材が、4本の自動化ラインでロット生産された。

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陝西省西咸新区秦漢新城に位置する陝西建工新型建材有限公司の生産現場で、壁板、床板、梁、階段などの部材が、4本の自動化ラインでロット生産された。これらのプレハブ部品は標準的な生産と厳格な検査により、現場の打設をはるかに上回る品質となっている。その精度はミリメートル級に上る。

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作られた「部品」は5キロメートル離れた団地「秦興佳苑」の建設現場に運ばれる。現場の施工作業員は施工図に基づき、積み木のように住宅を建設する。全体的な組立率は63%。

陝西建工の劉新竜(リウ・シンロン)会長は「実践の検証を経て、同プロジェクトではプレハブ建築が広く採用されており、省エネ効果が70%、節水効果が50%に上り、作業効率が3倍以上向上した。ほこりや騒音が大幅に減少し、現場の建築ごみの排出がほぼゼロになった」と述べた。

プレハブ建築がスピーディーかつ高精度なのは、企業の継続的なイノベーションのおかげだ。劉氏は「施工図を入手すると、通常は2次設計を行う。プレハブが可能な部分を抜き出し、工場で生産する。これは企業の競争力を示す鍵となる部分だ」と述べた。

プレハブ建築は現在、発展の時期を迎えている。西咸新区は流れに乗り、従来の建設業の変革を推進している。統計によると、西咸新区では現在まで、約278万平方メートルにプレハブ建築が導入されている。

地上で高層マンションを積み上げ、地下空間にも別世界が広がる。陝西建工の都市行政の現場では、地下鉄ダクト片、共同溝などの都市行政プロジェクトに必要な製品の供給が需要に追いつかないほどで、陝西建工の生産高の半分を占めている。秦漢新城港務二路の都市行政電力プロジェクト共同溝プレハブプロジェクトにおいて、これらのプレハブ共同溝は施工効率を大幅に上げ、わずか12日で1キロメートル近くの共同溝の施工を完了した。

西咸新区●西新城三一西安産業団地デジタル工場(●はさんずいに豊)で、設備の轟音が鳴り響き、生産に勤しむ光景が広がっていた。

三一集団有限公司の総裁特別補佐である徐剣萍(シュー・ジエンピン)氏によると、その独自開発のSPCS縦向部材の中核技術により、縦向部材のすべての組立が可能だ。地上と地下のすべてがプレハブ生産できる。「プレハブ建築の軸となるのはスマート建造だ。当社は3年内に8種以上の建築ロボットの研究開発を終え、うち5種の量産化を実現する。建設業の機械化・自動化水準をさらに上げ、建築・施工の精度を高める」と徐氏。

プレハブ建築を大きく発展させるのは、西咸新区の現代産業発展の「コース上」を全力疾走する一面に過ぎない。西咸新区は現在、先進製造、臨空経済、電子情報、テクノロジー研究開発、文化観光、本部経済といった6つの1000億級主導産業をめぐり全面的に取り組んでいる。データによると、西咸新区の2020年のGDPは前年比7.2%増で、全省の各市(区)のうち最も高かった。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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