1年働けば経済的自立になるか、金融業界の収入が明らかに―中国

人民網日本語版    2021年4月8日(木) 7時50分

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日々、お金を取り扱う金融業界の人は、高給取りのイメージが根強い。では現実には金融業界の「高級アルバイター」の給与水準はどうなのか。2020年の証券会社の上級管理職の給与を見てみよう。資料写真。

日々、お金を取り扱う金融業界の人は、高給取りのイメージが根強い。では現実には金融業界の「高級アルバイター」の給与水準はどうなのか。2020年の証券会社の上級管理職の給与を見てみよう。中新経緯が伝えた。

■証券会社24社の管理職の年収は合計11億元

統計によると、2021年4月2日早朝の時点で、A株に上場する証券会社24社が年次報告書を発表した。それによると、24社の管理職の年収を合わせれば11億100万元(約187億1700万円)に上り、前年の8億2700万元に比べて33.13%増加した。

「高級アルバイター」として、中国国際金融股フン有限公司(フンはにんべんに分、中金公司)、中信証券股フン有限公司(中信証券)、中信建設証券(中信建設)の上級管理職の年収がトップ3に並んだ。

上級管理職の総年収を見ると、中金公司の上級管理職が最も「よく稼いでいる」。20年の同公司の理事、監事、上級管理者の年収合計(税引き前)は1億6800万元(約28億5600万円)だった。このうち年収1000万元(約1億7000万円)以上が7人、400万元(約6800万円)以上が7人だった。

中金公司管理委員会メンバーの黄海洲氏の年収は1930万7000元、社長補佐の王晟氏は1860万3000元、最高経営責任者(CEO)の黄朝暉氏は1598億2000万元、最高執行責任者(COO)の楚鋼氏は1546万1000元だった。

年収20万元(約3400万円)で計算すると、「一般アルバイター」は96年間働いてやっと黄氏の1年間の収入を得られるということだ。1日あたりの収入で計算すると、黄海洲氏は1日で5万2900元を稼ぎ出し、王晟氏は同5万1000元を稼ぎ出している。

このほど胡潤(ルパート・フーゲワーフ)氏が発表した報告書「胡潤資産の経済的自立2021」によると、中国の一線都市の入門レベルの経済的自立のハードルは1900万元(約3億2300万円)だった。これはつまり、中金公司の黄海洲氏は1年「アルバイト」をするだけで、一線都市の経済的自立のハードルを軽々越えるということだ。

中金公司に続くのは中信証券の上級管理職の総収入だ。年次報告書によると、20年には26人いる理事・監事・上級管理者の年収は合計1億4900万元だった。このうち馬堯氏、薛継鋭氏、楊氷氏の3人の執行委員会委員と上級管理職の高愈湘氏の年収はいずれも1000万元を超えた。

このほか、中信建設の理事・監事・上級管理者24人の収入は合計8783万6600元で、王常青会長の税引き前収入は480万2800元だった。招商証券国際有限公司の理事・監事・上級管理者19人の収入は合わせて4774万1200元に上り、会長の霍達氏の税引き前収入は517万9600元だった。東方証券股フン有限公司と海通証券股フン有限公司の管理職の総収入もそれぞれ4000万元を超えた。国泰君安証券股フン有限公司、華泰証券股フン有限公司、中国銀行などの中規模証券会社の管理職の総収入は3000万元から4000万元までの間、光大証券股フン有限公司、広発証券股フン有限公司など各社の管理職の総収入は3000万元以下だった。

■IPO市場の爆発で証券会社の一般社員も「賃金上昇」

1つの業界の全体的な賃金水準がどうかを考えるには、まず同業界をとりまく大きな環境を見る必要がある。20年を振り返ると、中国のA株市場は全体として活況を呈し、IPO(新規株式発行)による資金調達額は約10年ぶりに記録を更新した。プライスウォーターハウスクーパースが発表したIPO市場報告によると、20年にA株市場では新株395銘柄が上場し、融資総額は4719億元に達して、11年以来のIPO資金調達額の記録を更新した。IPOの件数は前年比97%増加し、資金融資額は86%増加した。

このように規模の大きなIPO市場に直面して、証券会社が受け取る仲介手数料はおのずと多くなり、一般の社員も賃金が上昇した。統計によると、20年の中金公司は社員1人あたり平均賃金が114万9800元に達し、同年に平均賃金が100万元を超えた唯一の上場証券会社になった。中信証券は社員が3千人あまり増加した上で、平均賃金・諸給付が81万1600元となり、19年に比べて1万元も増加した。華泰証券の平均賃金・諸給付は19年比24万元近く増加して92万7100元に達した。浙商証券股フン有限公司の平均賃金・諸給付は10万元増加した。

しかし平均賃金は参考に過ぎず、証券会社の奨励メカニズムを全面的に反映できないことは指摘しておかなければならない。中信証券の年次報告書では、「社員の賃金は基本給、インセンティブ報酬、特別奨励金、社会保険・福利厚生で構成されている。基本給は各年度の基本的な収入であり、社員のポジション・職級の賃金標準と連動して確定し、ポジション・職級の賃金基準は主に職責、責任の範囲、重要性、経営規模、同業他社の水準といった要因を踏まえて総合的に確定する」と指摘している。

そのため、金融業界の「高級アルバイター」にしろ、「一般アルバイター」にしろ、収入をいくら得られるかは、個人としてどれくらい仕事ができるかということと会社の具体的な業績評価の基準によって決まる。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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