人民網日本語版 2021年4月7日(水) 15時50分
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清明節に中国の国内観光客数がのべ1億200万人に上り、前年同期比144.6%増加し、新型コロナウイルス感染症前の同期水準の94.5%を回復したという。資料写真。
中国文化・観光部が5日に明らかにしたところによると、2021年の清明節(先祖を祭る中国の伝統的な祭日、今年は4月4日)には、全国の国内観光客数がのべ1億200万人に上り、比較可能なデータに基づくと前年同期比144.6%増加し、新型コロナウイルス感染症前の同期水準の94.5%を回復したという。国内観光収入は同228.9%増の271億6800万元に達して、感染症前の56.7%を回復した。中国新聞社が伝えた。
同部によると、国内観光市場は今、秩序よく回復しつつある。近場旅行の占める割合が高いこと、旅行商品の価格が低いこと、観光地が入場料を減額(免除)したことなどにより、観光消費が完全に回復するにはまだしばらく時間がかかるという。
同部の説明では、清明節連休期間(4月3-5日)には、人々の間で旅行ムードが高まり、赤色観光(革命ゆかりの地をめぐるツアー)の人気が上昇を続けた。伝統的な春の風習「踏青」を楽しむツアー、近郊に出かける近場ツアー、アグリツーリズム(農村観光)、ドライブ旅行などのニーズが急速に高まり、中国観光研究院の調査によると、観光客のうち57.0%が踏青・近場ツアーに参加し、32.5%が庭園めぐりや花見を体験し、ドライブ旅行の占める割合は60.0%だった。赤色観光の人気が持続的に上昇し、各地で「守護-2021年清明節に烈士を祭る」をテーマにしたPR・教育活動が開催され、観光客は次々に革命記念館を訪れて烈士をしのび、革命の伝統と愛国主義教育を受けた。
また、市場の供給が豊富で、休日ツアーの質が向上した。各地の文化・観光当局は十分な準備をし、市場の供給は観光客のニーズに速やかに応えた。観光地の観光客受入数、リゾートホテル・特色ある民泊施設の稼働率が感染症前の同期の水準に近づき、一部の地域では「量も価格も上昇する」現象が起きた。博物館、図書館、美術館、文化館などの観光客受入数が増加し、展覧会、新劇、詩会、音楽会、舞台劇などは徐々に元の状態に戻ってきた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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