日中両国の研究者、高エネルギー宇宙線の起源の証拠を発見―中国メディア

人民網日本語版    2021年4月7日(水) 13時0分

拡大

日中両国の研究者は中国のチベット羊八井ASγ実験で、最大エネルギー957兆電子ボルトに上り、1ペタ電子ボルト(1京電子ボルト)に迫るという現時点で最大エネルギーの拡散ガンマ線を観測した。

(1 / 2 枚)

中国科学院高エネルギー物理研究所が2日に開いた記者会見で明らかになったところによると、日中両国の研究者は中国の西蔵(チベット)羊八井ASγ実験で、最大エネルギー957兆電子ボルトに上り、1ペタ電子ボルト(1京電子ボルト)に迫るという現時点で最大エネルギーの拡散ガンマ線を観測した。こうした超高エネルギーガンマ線の方向は既知の低エネルギーガンマ線を指しておらず、ディスク上に広がるように分布していた。科技日報が伝えた。

その他の写真

ペタ電子ボルト宇宙線加速器(ペバトロン)の銀河系における存在の証拠が見つかったのは世界初。研究成果は米国物理学会によって、高エネルギー宇宙線の「世紀の謎」の研究のマイルストーンと評価された。

1989年に始まったチベット中日協力ASγ実験は、標高4300メートルのチベット羊八井に位置し、中国科学院高エネルギー物理研究所、中国科学院国家天文台など中国側の12の協力機関及び東京大学宇宙線研究所など日本側の16の協力機関が参加している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携