【中国キーワード】新業態が生み出した「百花繚乱」の新職業

人民網日本語版    2021年4月6日(火) 5時50分

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中国人的資源・社会保障部はこのほど、国家市場監督管理総局、国家統計局とともに、18種類の新職業を発表した。

中国人的資源・社会保障部はこのほど、国家市場監督管理総局、国家統計局とともに、18種類の新職業を発表した。「中華人民共和国職業分類大典(2015年版)」が発表されてから4回目の新職業の発表となる。今後も国の職業標準リストにまだ入っていない多くの新職業が姿を現すか徐々に成熟に向かうとみられる。一方で、これら新興の職業は労働力市場の新たな力や原動力になっており、経済のモデル転換・高度化の歩みを語る「証人」にもなっている。

新職業とは何か?

新職業とは、経済社会が発展する中で、その職業に従事する一定数の従事者がおり、相対的に独立し成熟した職業技能を備え、さらに国家職業分類大典に収録されていない職業を指す。新職業として確立されるには一連の厳格な技術的プロセスを踏まなければならず、たとえば技術的な角度や独自性の角度からその職業が新しいかどうか、新産業や新業態を反映しているかどうかを考えなければならない。次に、社会性も主要な検討ポイントで、その職業がより多くの労働者に雇用をもたらせるかどうかを考えなければならない。

新職業にはどんなものがあるか?

このほど発表された新職業は、(1)集積回路エンジニアリング技術者(2)企業コンプライアンス師(3)企業金融顧問(4)物々交換師(5)中古車ディーラー(6)自動車救援士(7)飲料調合師(8)食品安全管理師(9)サービスロボット応用技術員(10)電子データ証拠採取アナリスト(11)職業トレーニング師(12)暗号技術応用員(13)建築カーテンウォール設計士(14)炭素排出管理員(15)管廊運用・保守員(16)酒類配合設計師(17)スマートハードウェア設置調整員(18)工業ビジュアルシステムオペレーターの18種類だ。

炭素排出管理員は技術レベルと総合性が高い仕事であり、炭素排出に関する技術を習得し、関連の政策・標準を熟知してはじめて、炭素排出の計画、試算、チェック、評価などの任務は果たせる。

インターネット技術の発展に伴って、2012年には「電子データ」が新しい証拠スタイルとして「中華人民共和国刑事訴訟法」に組み込まれ、電子データによる証拠採取が新しい採取技術として刑事訴訟活動の中で幅広く応用されるようになった。電子データの調査分析サービスも司法機関から他の行政・法執行当局や大手の企業・事業機関へと徐々に広がっている。

デジタル経済の急速な発展を背景として、暗号関連サービスもモノのインターネット(IoT)、スマートシティーなどの面へと拡大発展し、スマートなつながり・スマートな融合といった特徴をみせるようになり、プライバシーの保護、ゼロトラスト、安全なマルチパーティー計算などの新型暗号技術を生み出した。暗号の応用・管理を規範化するため、「中華人民共和国暗号法」は「国は暗号に携わる人材の育成とチームの建設を強化する」方針を打ち出した。説明によると、暗号技術応用員は暗号技術の応用の供給サイド、利用サイド、監督管理サイドの中心として、デジタル経済の安全性、融合、監督管理などの後ろ盾になるという。

ここ数年、中国で人口高齢化の持続的な進行によって、生産年齢人口が減少し、人件費が上昇し、各業界、各産業ではサービスロボットへのニーズが急速に高まり、応用シーンが教育、娯楽、物流、セキュリティー・パトロールなどへ広がった。特に新型コロナウイルス感染症が発生すると、サービスロボットは医療や飲食などでの応用が爆発的に増加した。サービスロボット応用技術員はサービスロボットのニーズのフィードバック、応用、普及推進などの任務を担い、サービスロボット産業の発展を推進する重要な人材面での支えだ。

スマートハードウェア設置調整員や工業ビジュアルシステムオペレーターなどはデジタル化技術の発展・変革が生み出した新職業で、デジタル経済の健全な発展を促進する上で重要な意義を持つ。

ここ数年、茶葉、乳製品、フルーツなどをミックスした新スタイルの飲料品が、ますます多くの人に受け入れられるようになり、特に若者層に好まれている。茶葉、フルーツ、ミルク・乳製品などの原料・補助材料を使用し、色合い、デザイン、栄養成分のバランスなどを整え、いろいろな味の飲料品を作るのが飲料調合師だ。人的資源・社会保障部によると、新興の職業の一種として、飲料調合師は柔軟な雇用の促進にプラスになるだけでなく、茶葉、乳製品、フルーツ、野菜などさまざまな産業の発展を促すことにもなるという。

新職業は専門性への新たな要求を突きつけ 雇用の「貯水プール」に

新職業が注目されているのは、それが新たな方向性を代表し、発展の新たな原動力と新たなニーズを示すものだからだ。たとえば電子データ証拠採取アナリスト、暗号技術応用員などは、デジタル化技術の発展・変革が生み出した新職業だ。企業コンプライアンス師、炭素排出管理員などは、経済の質の高い発展と新発展理念がその登場を後押しした新職業だ。また飲料調合師、酒類配合設計師などは、人々のますます増大する素晴らしい生活へのニーズが相次いで生み出した新職業だ。

中国の都市部・農村部住民の日に日に増大する多様化・個性化したサービス消費ニーズがサービス消費の発展をもたらし、多くの新職業の登場・発展は中国経済のモデル転換・高度化の歩みを語る「証人」にもなっている。

2019年以降、人的資源・社会保障部は4回にわたり計56種類の新職業を発表した。今後も国の職業標準リストにまだ入っていない多くの新職業が姿を現すか徐々に成熟に向かうとみられる。こうした新職業の登場は、専門的サービスへの新たな需要・要求を体現している。

新職業は雇用の新たな可能性を切り開き、雇用の「貯水プール」の容量を拡大した。新職業の登場は経済のモデル転換・高度化がすでに業界の側面、職業の側面に顕在化するようになったことを示す。政府の関係当局が新職業を認可したことで、新職業で働く人々は仕事への帰属感と自分の職業が認められたという意識をもつようになり、やる気と将来の展望をもつようになり、さらにはより多くの労働者を引きつけ、新たな職業の世界に進み、新たな職業の発展方向や新たな技能向上の方向を選択するようになる。絶えず登場する新職業は、中国経済の発展と産業高度化の先端の動きであり、より多くの人に人生で輝く機会を提供しただけでなく、中国経済のイノベーションが駆動する発展の原動力をよりよくかき立てることになった。(提供/人民網日本語版

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