韓国、非婚出産した日本人タレントの番組出演に反対の声=ネットには「韓国社会を成熟させている」との声も

Record China    2021年3月31日(水) 19時20分

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29日、韓国大統領府の国民請願掲示板に、「非婚出産」で注目される日本人タレントの藤田小百合が韓国の育児バラエティー番組へ出演することに抗議する文章が投稿された。資料写真。

2021年3月30日、韓国・中央日報によると、韓国大統領府の国民請願掲示板に29日、「非婚出産をあおる地上波放送を直ちに中止させてください」という題名の文章が投稿された。これは「非婚出産」で注目される日本人タレントの藤田小百合(41)が韓国・KBSの育児バラエティー番組「スーパーマンが帰ってきた」へ出演することに抗議する文章だといい、「公共放送は正常な家族観を提示し、通常の結婚と出産を奨励する番組を制作すべき」と主張しているという。

藤田は海外の精子バンクから精子の提供を受け、2020年11月に未婚の母として日本で息子を出産。韓国でもその事実を明らかにし、番組出演を続けている。記事は「2020年に婚姻件数と合計特殊出生率が統計開始以来の最低値を記録した韓国社会において、藤田の“挑発”は、伝統的な結婚や出産に縛られない新たな家族形態の可能性を真剣に見直すきっかけを与えている」としている。

また、自身も未婚の母であり、未婚の母をサポートする仕事をするチョン・スジンさん(40)のコメントを紹介。チョンさんは今回の請願について「『婚姻関係で結ばれていない家庭は正常ではない』という認識を断片的に示している」と主張した上で、「小百合さんの出産や育児は他人が価値判断を下す必要のない個人の選択であり、尊重されなければならない」「これまで避けられてきた内容を、勇気を持って公の場で話してくれて、小百合さんには感謝している」と語っている。

「韓国シングルファザー家庭支援協会」のキム・ジファン代表も、今回の請願は「極めて偏狭な思考による主張」であり、「互いに家族として信頼し、愛情を持って支え合えているならば、それが『正常な家庭』」と指摘。ソウル女子大社会福祉学科のチョン・ジェフン教授も、「『正常』の概念は時代と共に変化するものであり、このような議論によって基準がいくらでも変わり得ると分かれば、さまざまな形態の家族を受け入れられるだろう」と述べているという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「多様な形態の家族と、彼らの人生を応援する」「小百合は韓国社会を一気に10年分成熟させている。尊敬すべき人物だ」「他人の人生にあれやこれやと口出しすべきではない」「結婚は出産をサポートするものであって、未婚で産んでも罪ではない。今や時代は変わった」「小百合のように経済的に自立しているのであれば、誰にも文句を言われる必要はない」「正常だろうが未婚だろうが、とにかく産んだ子どもを責任を持って育てるのが一番大事」など、藤田を応援する立場のコメントが多く寄せられている。(翻訳・編集/丸山)

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