聖火リレーの開始、東京五輪にとって意味することとは?―中国メディア

人民網日本語版    2021年3月30日(火) 7時50分

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東京五輪の聖火リレーが25日正式にスタートし、ここから計121日間にわたる道のりが始まった。聖火の日本全国でのリレーは、絶対に単なる街角でのショーや展示ではなく、東京五輪の幕が開いたことを象徴する。

東京五輪の聖火リレーが25日正式にスタートし、ここから計121日間にわたる道のりが始まった。聖火の日本全国でのリレーは、絶対に単なる街角でのショーや展示ではなく、東京五輪の幕が開いたことを象徴する。さらには終点を五輪開幕式の会場とする、1万人近くのランナーが参加する五輪最初の「競技」とも言える。

1936年に現代五輪の聖火が初めてギリシャの古代五輪遺跡で点火されてから80年以上にわたり、聖火はとうに五輪の象徴になっており、また古代五輪と現代五輪及び歴代五輪を結ぶ精神的なかけ橋になっている。聖火は五輪精神を表している。この精神は国境や人種、民族を超える。そのスタート地点はオリンピアで、終点は五輪メイン会場の聖火台となっている。

聖火リレーの開始は、国際オリンピック委員会(IOC)及び日本側による、コロナ禍のなか五輪を開催する決意が実行に移されたことを意味する。矢はすでに放たれた。3月25日にカウントダウンを始め、121日後の五輪開幕を待ち望む。

聖火リレーは、東京五輪組織委員会が国民の五輪への支持を取り戻す絶好の機会だ。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、日本人の五輪への支持率は過去1年で急落した。最新の世論調査によると、五輪の中止を求める人が依然として4割に上っている。コロナ禍で景気低迷し、失業率が上昇し、自信が足りないため、日本人のこのような考え方は理解できる。聖火リレーは日本の全47都道府県を巡る。同組織委と地方自治体はリレー中にさまざまなイベントを催すことになっており、これは人々の五輪への情熱に再び火をつけ、心を奮い立たせると期待される。人々の支持を勝ち取って初めて、五輪は真に成功することができる。

同組織委が多くの防疫措置を講じても、聖火リレーには必然的に感染のリスクが存在すると予測される。さらに日本で緊急事態宣言解除後、全国の1日当たり感染者数が増加傾向を示しており、防疫の圧力が依然として大きい。聖火リレーは同組織委の防疫能力の試練となり、沿線住民の自己防護の覚悟も試される。リレー中の毎日が五輪の防疫リハーサルであり、五輪開催期間中の防疫に貴重な経験をもたらす。

このほか、聖火リレーは東京五輪に再生の機会をもたらす。東京が五輪を招致した主な目的の一つは、東日本大震災及びそれに伴う津波と原発事故の被災地の再建だ。東京五輪は「復興五輪」という日本式のラベルを貼られている。新型コロナウイルスとの戦いがあるため、聖火にはより多くのグローバル的な意義が備わっている。五輪開催は改めてバッハ氏が話した「トンネルの終わりの光」になる。

聖火リレーの開始により、人々が相互理解、友情、連帯、フェアプレーというオリンピック精神への信仰を取り戻すことに期待しよう。こうした精神は今日の世界においてとりわけ尊いものとなるだろう。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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