「新疆綿」騒ぎで批判にさらされたジョリン・ツァイ、プーマが自主的にスポンサー降板

Record China    2021年3月29日(月) 9時0分

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新疆ウイグル自治区で生産される綿の使用停止に絡んで、態度を表明せず批判を浴びてきた女性歌手ジョリン・ツァイだが、コンサートの協賛企業のプーマが27日、自主的にスポンサーから下りることを表明した。

中国・新疆ウイグル自治区で生産される綿の使用停止に絡んで、これまで態度を表明せず批判を浴びてきた台湾の女性歌手ジョリン・ツァイ(蔡依林)だが、コンサートの協賛企業のプーマ(PUMA)が27日、自主的にスポンサーから下りることを表明した。

新疆産の綿花の生産現場で、人権侵害があるとした国際コットン認証「ベター・コットン・イニシアティブ 」(The Better Cotton Initiative/BCI)の発表を受け、国際的なアパレルブランドが次々と新疆綿の使用停止を発表。これに対し、中国を排除して市場を占有するための口実だとする世論が高まり、24日以降、該当するアパレルブランドのイメージキャラクターを務めるタレントが次々と契約打ち切りを表明。その数は約40人となり、俳優エディ・ポン(彭于晏)、女優チャン・チュンニン(張鈞●)(●=うかんむりに[心/用])といった台湾人タレントも含まれる。

この騒動の中で、態度を表明しない女性歌手のジョリン・ツァイは中国のネット上で批判の的に。27日の時点でも、ジョリン・ツァイの各種SNSは21日~22日で更新が止まっており、来月21日から5日間にわたって開催のコンサート「UGLY BEAUTY」台北アリーナ公演のポスターも、協賛企業にプーマが名を連ねていた。

そんな中で27日、プーマが公式発表を行い、「UGLY BEAUTY」のスポンサーから下りることを表明。理由については、今回の協賛は臨時に決定したものだったが、年内の予算がすでに決定している中、協議を進めていくうちに資金面の調整が難しくなり、残念ながら決定に至ったものと説明している。

ジョリン・ツァイの公式ファンクラブの中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では27日、プーマの名前が消えた新たな宣伝写真が登場。台北アリーナ公演のチケットは28日発売となるが、その直前に起こった慌ただしい騒動となっている。(Mathilda

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