観測気球、3万メートルの上空で気象観測―中国

人民網日本語版    2021年3月25日(木) 1時0分

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四川省成都市の温江国家気候観測台を訪れ、観測気球による気象観測の秘密に迫った。

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四川省成都市の温江国家気候観測台を訪れ、観測気球による気象観測の秘密に迫った。新華網が伝えた。

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夕方、曇り時々晴れ。四川省成都市温江区気象局高空気象観測エンジニアの陳建(チェン・ジエン)氏は観測気球専用バッテリーの準備、観測気球の気圧、気温、湿度センサーの正確な較正、レーダー動作周波数のチェックといった一連の準備作業を終えてから、水素操作室に入り、気球に水素をフル充填した。この直径約1.5メートルの「大型気球」はラジオゾンデを搭載し自由に浮上し、地上から3万メートル上空の気温、気圧、湿度、風などの気象データを取得する。地上から3万メートルほど離れると、気球は自ら破裂し、観測の使命を終える。観測台の作業員は毎日1時15分、7時15分、19時15分の3回に分け観測気球を放ち、関連する気象データを取得する。

全国24の国家気候観象台の一つである温江国家気候観象台は、高空気象観測、地上気象、農業気象、放射線、雷などの観測作業を担当しており、取得した気象資料は中国内外と交換し、中国の気候モデルの開発、気候変動メカニズムの研究にデータのサポートを提供する。気象防災・減災能力を高め、気候変動に科学的に対応する能力を強化する。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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