サクラの原産地は中国か日本か、実は…―中国メディア

Record China    2021年3月23日(火) 13時20分

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22日、新京報は「サクラの原産は中国か、日本か」とする記事を掲載した。

2021年3月22日、新京報は「サクラの原産は中国か日本か、どちらも違う」とする記事を掲載した。

記事は、ネット上でしばしばサクラの原産に関する議論が繰り広げられ、日本を起源とする説もあれば中国が原産だとする意見もあると紹介した上で、南京林業大学の王賢栄(ワン・シエンロン)教授が「そもそもサクラというのは植物学的に言えば観賞価値のあるバラ科サクラ属の植物の総称であり、単一の品種ではない。世界には150余りのサクラ属の野生種が存在しており、固有の原産地というものはない」との見解を示したことを伝えた。

王教授は「植物学的には通常、ヒマラヤ地域に発生した品種がサクラ属の植物として最古だと認識されている」とする一方で、巨大な地質変動と帰国変動によって日本や中国、欧州、さらにはアメリカ大陸に至るまでさまざまな品種が生まれ、それぞれ異なる時期に、異なる空間で拡散していったと説明。「つまり、異なる地域のサクラ属植物の原産地はそれぞれ異なるのだ」と解説している。

そして、世界に150種類余り存在するというサクラ属の品種について、中国にはカンヒザクラ、華中桜、迎春桜など、日本にはマメザクラ、ヤマザクラ、エドザクラなどがあり、その他、欧州にも当地の野生種があると説明した。(翻訳・編集/川尻

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