<韓国船沈没>事故は「人災」ではなく「官災」=官僚マフィアの存在が大きく関係―韓国メディア

Record China    2014年4月30日(水) 11時21分

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29日、法制晩報によれば、韓国紙・中央日報は28日、韓国で多数の犠牲者を出した旅客船「セウォル号」の沈没事故について、原因は船長や乗員による「人災」だけでなく、それ以上に「官災」によるところが大きいと伝えている。写真は中国の事故報道。

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2014年4月29日、法制晩報によれば、韓国紙・中央日報は28日、韓国で多数の犠牲者を出した旅客船「セウォル号」の沈没事故について、原因は船長や乗員による「人災」以上に「官災」の要素が大きいと伝えている。

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記事は、事故の最も大きな責任は乗客の救助活動を怠った船長と乗員にあるとする一方、政府の関連部門が船舶の安全性や運行管理の監督責任を果たしていなかったことも事故が発生した根本的な原因であると指摘する。経済団体と結びつき、責任を果たさない官僚組織や、地縁や血縁、学歴などを背景に天下り後も権力を保持し続ける“官僚マフィア”の存在が、事故発生に大きくかかわっていると伝えている。

韓国文化を長年研究している北京第二外国語学院の楊磊(ヤン・レイ)準教授は、韓国では1960〜70年代の軍事独裁や権力体制の成立から“官僚マフィア”が生み出されたとし、そうした存在が監督制度を形骸化させたことも事故発生に至る原因だったのではないかと指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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