豪五輪委、IOCの提案を拒否「選手は中国製ワクチン接種しない」―豪メディア

Record China    2021年3月16日(火) 5時20分

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豪州オリンピック委員会は、五輪に参加する選手や関係者に中国製のワクチンを提供するとする国際オリンピック委員会(IOC)の提案を拒否したと、豪州の中国語メディアの億憶網が15日付で伝えている。資料写真。

豪州オリンピック委員会(AOC)は、五輪に参加する選手や関係者に中国製のワクチンを提供するとする国際オリンピック委員会(IOC)の提案を拒否したと、豪州の中国語メディアの億憶網が15日付で伝えている。

IOCのトーマス・バッハ会長は11日の総会で、中国オリンピック委員会から、今夏開催予定の東京五輪・パラリンピックと2022年の北京五輪・パラリンピックの参加者に新型コロナウイルスのワクチンを提供するとの申し出があったことを明らかにした。

億憶網によると、AOCは13日、ワクチン接種を進める唯一の可能な方法は連邦政府と協力することであり、中国製ワクチンを接種することはないとの考えを示した。

AOCのマット・キャロル最高経営責任者(CEO)は、「AOCは引き続き、連邦政府および州政府と協力して豪州の選手と随行者のための準備を進めている。これには予防接種に関する議論も含まれる。連邦政府は、選手が東京に到着する前に予防接種を受けることを完全に確信している」と述べた。

AOCは、国内で予定されているワクチン接種の展開でカバーされることを信じて、選手団が大会に先立ってワクチン接種で優遇措置を受けることはないと表明している。しかし展開のペースは遅れており、選手団の全てが東京へ向かう前に接種を受けられない可能性もある。

たとえそうだとしても、一部の国の買い貯めによりファイザー、モデルナ、アストラゼネカのワクチンの供給不足に不満を抱く欧州や中東の国々が購入している中国製ワクチンを豪州の選手が接種する可能性は非常に低いという。(翻訳・編集/柳川)

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