台湾の五輪選手は中国製ワクチンを接種するのか? -中国紙

Record China    2021年3月14日(日) 13時30分

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12日、環球時報は、中国が東京五輪・北京冬季五輪に新型コロナワクチン提供を申し出たことに対する、台湾当局の反応を報じた。資料写真。

2021年3月12日、環球時報は、中国が東京五輪・北京冬季五輪に新型コロナワクチン提供を申し出たことに対する、台湾当局の反応を報じた。

記事は、国際オリンピック委員会のバッハ会長が11日、今夏の東京五輪と来年2月の北京五輪の出場選手に対して中国製ワクチンを提供することを発表したと紹介した。

その上で、台湾衛生福利部の陳時中(チェン・シージョン)部長が12日「五輪に参加する台湾選手は中国のワクチンを接種するのか」との記者からの質問に対し、「アスリートはワクチン優先接種第一段階の対象になっており、台湾で調達するワクチンを使用することができる」と述べる一方、「安全性や有効性を証明する科学的証拠がより多く出てくれば、もちろん(中国産ワクチンを)排除するものではない」とコメントしたことを伝えた。

記事は、民進党政権がこれまで中国のワクチン調達をかたくなに拒んできたことで、ワクチン不足を引き起こしていると主張。今月3日に国際的なワクチン調達の枠組みであるCOVAXを通じてアストラゼネカ製ワクチン11万7000回分が台湾に到着したとする一方で、世界各国で同社製ワクチンを接種した人に血栓が生じる有害事象が起きており、北欧諸国で接種を一時見合わせる事態になっており、台湾での接種に影響が及ぶ可能性を指摘した。

台湾・中央社の報道によれば、陳部長は同社製ワクチンの接種について「EUが現時点で有害事象に関する直接的な証拠はないと正式に発表しているので、ワクチン接種を継続するよう呼びかける」と語っている。(翻訳・編集/川尻

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