泥水に漬かった白菜を裸の男性が…中国のキムチ作り映像に韓国ネット衝撃「もう飲食店でキムチは食べない」

Record China    2021年3月12日(金) 23時0分

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劣悪な環境で中国産キムチが作られる過程を収めた映像がインターネット上で拡散され、韓国人に衝撃を与えている。韓国のネットユーザーからは、中国産キムチの輸入禁止を求める声が相次いで上がっている。資料写真。

最近、中国でキムチが作られる過程を収めた映像がインターネット上で拡散され、韓国人に衝撃を与えている。3月11日、韓国・中央日報が報じた。

記事によると、映像には、泥水のように濁った塩水に漬けられた白菜を男性が裸で集め、それをさびたショベルカーですくい上げる様子が映っている。唐辛子の山からはネズミが現れるという。

この映像はもともと、ショベルカーの運転士と名乗る中国人男性が、2020年6月に微博(ウェイボー)で公開したもの。「皆さんが食べている白菜も私が漬けたもの」というコメントと共に投稿され、複数のサイトに拡散されたが、現在元の投稿は削除されているという。

記事は「中国産のキムチのほとんどは、山東省を中心に存在する100カ所余りの製造業者によって作られている。製造単価は1キログラム当たり863ウォン(約83円)であり、韓国産キムチ(2872ウォン、約276円)の3分の1ほどの金額である」と説明。その上で「2020年1月に韓国の食品医薬品安全処が結果を発表した海外のキムチ製造業者の現地調査では、中国の45社のうち14社が衛生面で不適合判定を受けた」とし、「そのうち7社は特に劣悪な状態だったため、輸入を中断する措置が取られたが、会社名は公開されておらず、再発の可能性が残っている」と指摘している。

韓国で中国産キムチの安全性が問題になるのは、今回が初めてではないという。2005年には中国産キムチから基準値以上の鉛の成分が検出されたことが報じられ、白菜・ねぎ・大根などの野菜の価格が高騰した。また、中国産の輸入キムチのうち9つの製品から寄生虫が発見され、韓国内に不安が広がったという。

ただ、韓国では2020年に輸入キムチについて食品安全管理の認定基準が設けられたため、2024年からは認証業者において生産されたキムチのみ輸入可能となるという。

この記事について韓国のネットユーザーからは、「これはキムチではなく『泡菜(パオツァイ)』だ。キムチとは韓国で作られたもののことを言う」「他の国なら既に輸入禁止しているだろうに、情けない」「韓国のほとんどの飲食店で、こうして作られた中国産キムチを使っているのが事実」「もう飲食店でキムチは食べない」「日本が寿司を輸入したり、イタリアがトマトやスパゲティを大量に輸入したりしてるか?国民のプライドに関わる問題だし、中国産キムチは全面的に輸入禁止すべきだ」「中国のことばかり考えている大統領府に納品すればいい」など、中国産キムチの輸入継続に反対する声が多く寄せられている。(翻訳・編集/丸山

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