日韓関係で未来志向強調の文在寅大統領、「中身が」と主要各紙、任期中の改善危ぶむ声も

Record China    2021年3月7日(日) 8時0分

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韓国の文在寅大統領が未来志向的な日本との協力を強調したが、主要各紙は「中身が抜け落ちている」などと非難。「任期中に関係改善は可能か」と危ぶんだ。(画像は韓国大統領府Facebookアカウントより)

韓国文在寅大統領は1日の三・一節(独立運動記念日)の記念演説で、未来志向的な日本との協力を強調した。しかし、懸案の元徴用工、慰安婦問題には全く触れなかった。韓国各紙は「解決法は出さず、中身が抜け落ちている」などと非難。「大統領の任期中に対日関係改善は可能か」とも危ぶんだ。

記念演説で文大統領は「韓国政府はいつでも日本政府と向き合って対話を交わす準備ができている」とし、「易地思之(相手の立場になって考えてみる)の姿勢で額を突き合わせれば、過去の問題もいくらでも賢明に解決できるだろう」と融和のメッセージを送った。

中央日報は社説で「文大統領の記念演説は過去数回の三・一節や8・15光復節(解放記念日)の演説と比較すると最も積極的かつ前向きに和解メッセージを出したものだ」と言及。「就任以降4年近く対日強硬姿勢で一貫してきた文大統領が遅まきながら関係改善の意志を示したことは評価に値する」としながらも、「韓日関係が硬直した最大の原因である慰安婦および強制徴用問題判決に対する解決法は出さず、中身が抜け落ちているという指摘もある」と注文を付けた。

さらに「政府は懸案解決のためのもっと前向きで建設的な方案を用意し、日本との協議を通じて接点を見つけださなくてはならない」と提言。「実務水準にとどまっている外交当局間対話のレベルの格上げも急がれる。本当に関係改善の意志があるなら、これからは行動と実践が伴わなければならない。韓日両国が共に同じくだ」と訴えた。

朝鮮日報の社説はより批判的で「この政権は韓日問題について外交的解決を語ると、すぐさま『土着倭寇』と追い立てた。『竹やり歌』を持ち出し、今の世の中に居もしない『親日派』攻撃まで行った」と論難。「過去を利用しようとして未来を阻んだ勢力は誰か。文大統領の二重性は驚くべきことでもないが、何か説明なりともあるべきではないか」と述べ、「具体的にどういうふうにしようという内容もない。国際社会ではこんな韓国をどう見るだろうか。これも外交なのか。ひたすら恥ずかしい」と嘆いた。

文政権下での日韓関係改善を疑問視したのはハンギョレ新聞。「東京五輪を『朝鮮半島平和プロセス』再稼働のための契機にする諸条件が整うことが必要であるとみられる。韓日関係を先に解決してこそ南北関係改善と朝米対話のきっかけができると判断した時、文大統領にとっても“譲歩の名分”が生まれるからだ。見方を変えれば、7月の東京五輪という機会を逃した場合、来年5月までの文大統領の任期内に韓日関係改善の新たな機会をつかむのは困難であることを意味する」との見方を示した。(編集/日向)

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