中国の俳優シュー・カイ（許凱）がマスクをヘアバンド代わりに使った写真をSNSで公開したことで、「笑えない」「悪い見本」とネットユーザーからは批判が噴出した。

2018年の時代劇ドラマ「瓔珞＜エイラク＞～紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃～」でブレークした俳優シュー・カイが今月1日、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）へ投稿した写真が問題視された。使い捨てマスクを頭まで上げてヘアバンド代わりにした写真に、シュー・カイは「メーク落としに使い勝手がいい」と書き込んでいる。

この写真が投稿されると、まねをして同じような写真を投稿するファンが続出。これがウェイボーでも話題になり注目ランキングの上位に登場し、多くのネットユーザーから批判を浴びた。「悪い見本」「不潔すぎる」「マスクはウイルスから体を守るためのものだ」「これをまねするファンは脳みそがないのか？」といった非難の言葉が集まった。

なお、ネット上の反応を見たシュー・カイは、1日使用して捨てるつもりだったマスクを使ったことや、決してマスクを無駄遣いしたのではないことを改めて説明。シュー・カイの事務所もウェイボーで、仕事中はきちんとマスクを着用し、感染を広げない対策をしていると説明を行った。だがこれに対しても、「1日使ったマスクは雑菌やウイルスだらけだ」「そんな言い訳なら、しないほうがマシ」といった声が集まり、若い世代を中心に人気俳優が世間に悪影響をもたらすことへの懸念を示す声が多く寄せられることとなった。（Mathilda）