渤海でマッコウクジラを初発見、標本で展示へ―中国

人民網日本語版    2021年3月3日(水) 20時50分

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遼寧省大連市長興島近海でこのほど、打ち上げられたマッコウクジラが発見された。渤海の海域でマッコウクジラが確認されたのは今回が初めて。

遼寧省大連市長興島近海でこのほど、打ち上げられたマッコウクジラが発見された。渤海の海域でマッコウクジラが確認されたのは今回が初めて。ただ、このクジラは発見された時点ですでに死亡していた。中央テレビニュースが伝えた。

現地の海洋生物専門家の鑑定によると、これは雄の成年のマッコウクジラで、全長は18メートル近くで、打ち上げられた後の体重は約40トン前後。目立った外傷がないことから具体的な死因については現在不明。

このマッコウクジラはすでに関連企業に送られ、解剖、分解、可塑化処理を行う。大連市は今後、野生動物保護の関連規定と手続きに基づき国の関係当局から保管の許可を得る。可塑化標本を製作した後、大連自然博物館で公開し、海洋知識の普及及び海洋文化のPRに用いる。

大連とマッコウクジラの縁は今回が初めてではない。深海から来た2頭のマッコウクジラが2016年2月、江蘇省如東県洋口港の浜に打ち上げられ、死んだ。現地政府と専門家の研究を経て、うち「洋洋」と名付けられたマッコウクジラが大連に送られ可塑化標本になり、20年5月30日に大連の金石灘で一般公開された。「洋洋」は現在、世界最大の生物可塑化標本であると同時に、世界で初めて可塑化保存されたマッコウクジラでもあり、マッコウクジラの生理学的構造の特徴をはっきり示している。「洋洋」の全長は14.88メートル、重さは40トンで、標本が完成するまで4年かかった。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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