21歳夏、唐突に決意した「中国留学」私はこうして大学を選びました

中信出版日本    2021年4月26日(月) 16時30分

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北京で食べた羊肉串の味が忘れられず「中国に留学しよう!」と唐突に決意した21歳の夏。

北京で食べた羊肉串の味が忘れられず「中国に留学しよう!」と唐突に決意した21歳の夏。その決意から約半年で留学することになった筆者がどのように留学先を選んだのか、この選び方で留学してどうだったかなどをご紹介します。

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留学ってこんなに種類があるの? 「中国留学」と一口に言っても「交換留学」、「研修留学」、「学位留学」など種類はさまざま。当時、専門学生だった筆者は「美味しいものを食べながら大卒の学位がもらえたらいいなー」という安易な考えで「学位留学」に的を絞って留学先の大学を探し始めました。

「学位留学」とは、中国の本科生(学部生)や研究生(院生)として留学し、学位を取得するというもの。さらに、留学生のみで構成されたクラスと中国人学生と同じ授業を受けるクラスに細分化されています。

本科生の場合、1年次から通い始めるのであれば高卒以上の学歴が必要。中国人学生と一緒に授業を受ける「学部本科生」の場合、国際的な中国語の試験であるHSKの規定級を取得することや大学独自の試験に合格することが必要となります。

「できるだけ楽に…」と考えた当時の筆者は、大学独自のテストを避け、留学生のみでクラスが構成される「外国人本科生」を選択。さらに「HSK5級180点以上」を取得していれば「外国人本科生」の3年生に編入できるという情報をつかみ、急いでHSK5級を受験。無事180点以上を取得し、入学手続きを終えることができました。

どの都市の大学に通うか 留学の種類を決めるだけでは留学はできません。中国は国土も広く、多くの大学があるので、どの大学にするのかは重要な選択といえます。知名度、立地、授業内容、学生の特徴など実際に留学する上で重要となるポイントはたくさんあります。時間の許す限り各大学のウェブサイトや留学エージェント、留学生のブログなどで情報収集するのを強くオススメします。大学だけでなく、その都市の特徴を知っておくのも大切です。

筆者が実際に通ったのは天津にある南開大学です。南開大学は「双一流」といわれる国家重点大学で、国務院総理を務めていた周恩来の出身校としても有名です。知名度があり、北京や上海ほど日本人留学生が多くなく、田舎でもない。この「ほどよさ」に魅かれ南開大学に決めました。

授業が開始して感じたギャップ さて、筆者が通った「外国人本科」は、同学年が30~40人(うち日本人3人)ほどでした。日本の大学と同じように自分で授業を選択し、卒業に必要な単位を取得していきます。授業は全て中国語ですが、外国人相手のため端的にゆっくり話す先生が多いです。

実際に留学してみて一番驚いたのは同級生の留学理由。本科ともなればやる気のある学生ばかりかと思いきや、大半が「家族にいわれてしょうがなく」、「母国で就職できなかったので」といった理由。「中国に興味があったから」という学生はほとんどおらず少し残念に思った記憶があります。

ほかの日本人留学生の声 筆者が現地で知り合った日本人留学生は「交換留学」と中国関係の研究をしている研究生(院生)が多かったです。交換留学は大学ごとに提携した現地の大学があり、せいぜい数校から選択することになるため、大学選びという悩みはあまりないようでした。

「外国人本科」に通う日本人の中には、通う前に気になる大学の研修留学で半年ほど「お試し」で留学し、大学の雰囲気などを確認してから改めて本科に通い始めるパターンも多かったように思います。

自分次第で楽しくなるはず 筆者の場合、授業や同級生が想像していたものとズレていたため、最初の頃は「留学先を間違えたかも」と思うことも多々ありました。

しかし、留学は授業が全てではありません。日本語を勉強する現地の学生や社会人との関わりや、近所の市場や屋台の人との交流を増やしていけば少しずつ楽しくなるはずです。筆者自身も中国人の友人を作ったり、優しい店主のいるお店を見つけていったりしていくと、留学2、3カ月目には「卒業までここで頑張ろう」と思えるようになりました。

留学前の下調べは慎重に。とはいえ、万が一自分のイメージと違っていても、自分なりの楽しみ方を見つけていけることが留学の醍醐味かなと思います。(提供/中信出版日本)

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