中国科学院、内モンゴルで約2.5億年前の爬虫類の化石を発見―中国メディア

人民網日本語版    2021年2月24日(水) 21時40分

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中国科学院古脊椎動物・古人類研究所によると、同研究所の劉俊研究員と陳建業博士はこのほど内モンゴル自治区における研究で、約2億5000万年前の爬虫類の不完全な骨の化石を発見した。

中国科学院古脊椎動物・古人類研究所が20日に明らかにしたところによると、同研究所の劉俊研究員と陳建業博士はこのほど内モンゴル自治区における研究で、約2億5000万年前の爬虫類の不完全な骨の化石を発見し、「匈奴ラオスワニ」と名付け、現在は「クロニオスクス科」に分類している。中国新聞網が伝えた。

これは包頭大青山二畳紀後期(約2億5000万年前)動物群で発見された新たな科でもあるが、この科の最も古い化石は甘粛玉門の大山口動物群で発見されたものだ。これらは二畳紀後期(約2億5200万年前)の大量絶滅を経ており、その最も古い科は三畳紀後期(約2億3000万年前)まで続いた。

匈奴ラオスワニの研究成果をまとめた論文はこのほど、国際的な専門誌「Journal of systematic palaeontology」にオンライン掲載された。劉氏は「匈奴ラオスワニの化石の材料が不完全で、クロニオスクス科に分類しているのには疑問が残る。今後さらにより完全な化石とより多くの研究により、この分類の問題を解決する必要がある」と指摘した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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