【CRI時評】中国がEUの最大の貿易相手になったことは自然な流れ

CRI online    2021年2月20日(土) 13時0分

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ユーロスタット(欧州委員会の統計担当部局)はこのほど、2020年には中国が米国を抜き、EUにとっての最大の貿易相手になったことを明らかにした。

ユーロスタット(欧州委員会の統計担当部局)はこのほど、2020年には中国が米国を抜き、EUにとっての最大の貿易相手になったことを明らかにした。EUの上位10位以内の貿易相手の中で中国は唯一、輸入も輸出も増加させた。2020年のEUの中国からの商品輸入は前年比5.6%増の3835兆ユーロで、EUから中国への商品輸出は同2.2%増の2025兆ユーロだった。2020年における輸出入貨物の構成分析から判断して、中国がEUにとっての最大の貿易相手になった理由は、欧州の国々による感染症対策用物資や電子製品への需要が旺盛だったため、中国製の関連商品の対EU輸出を促進したことであり、中国が迅速に感染症を抑止して操業と生産を復活したことが中国国内の消費を復活させ、欧州製の自動車などの商品にとっての貴重な市場となったことだ。

もちろん、中国とEUの双方が政策分野で共に努力し、中欧貿易にとっての良好な基礎を築いてきたことも切り離せない。中欧の貿易関係は過去数十年にわたり、安定して発展しつづけてきた。2019年時点で、EUは16年連続の中国にとっての最大の貿易相手だった。中国は15年間連続してのEUにとっての第2の貿易相手だった。2020年には中国がEUにとっての最大の貿易相手になったことや、加えて同年末に中欧投資協定の交渉が予定通りに妥結したことで特に、中欧の経済貿易の協力にさらに明るい希望と見通しがもたらされることになった。

中欧の経済貿易が溌剌(はつらつ)として発展していることは、経済がグローバル化している今日において、包容と互恵、相互利益とウィンウィンこそが、歩めば歩むほど幅広くなる人の世の正道であることを、十分に説明している。世界の二大市場である中欧が実際的な協力を強化することは間違いなく、ポストコロナ時代の世界経済の回復を力強く牽引(けんいん)し、全世界の貿易と投資の自由化と利便性増大を促進し、開放型の世界経済を構築するために重要な貢献をすることになる。(CRI論説員)

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