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WTOの新事務局長はこのほど「ワクチン・ナショナリズムを奉じてはいけない。それは、コロナ禍の収束を引き延ばすだけでなく、富裕国、貧困国を問わず、すべての国の経済成長を妨げるだろう」と警告しました。
世界貿易機関(WTO)のオコンジョ・イウェアラ新事務局長はこのほど「ワクチン・ナショナリズムを奉じてはいけない。それは、コロナ禍の収束を引き延ばすだけでなく、富裕国、貧困国を問わず、すべての国の経済成長を妨げるだろう」と警告しました。
これは、オコンジョ・イウェアラ事務局長が15日、ロイター社のインタビューに答えた際に述べたものです。オコンジョ・イウェアラ事務局長は、「WTOの事務局長就任後最初の任務は、WTOが新型コロナウイルス肺炎の流行への対応に、確実にさらに努力することだ。WTOのすべての加盟国は、コロナの予防・抑制のための医薬品や物資に対する輸出制限を解除する行動を加速すべきだ。流行は繰り返すであろうことを考えれば、ワクチン・ナショナリズムを奉じることには何のメリットもない。私たちが免疫の技術を確立しても、世界ではまだ死に直面した多くの人々がワクチンの接種を待ちわびているというのは不条理なことだ」と指摘しました。
オコンジョ・イウェアラ事務局長は、また「私にとって、焦眉の急は重要な閣僚級会議が開かれる前に、WTOがいかにして公平かつ負担可能な形で、すべての国、特に貧しい国々にワクチンや医薬品、検査用品を提供していくかの解決案を見出すことだ」と強調しました。(提供/CRI)
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