【CRI時評】武漢の記者会見で発表された情報、「陰謀論者」を失望させる

CRI online    2021年2月11日(木) 14時10分

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武漢市で新型コロナウイルスの起源などを研究していた中国と世界保健機関の合同専門家チームの外国側リーダーは、研究所からのウイルス流出説について「可能性は極めて低い」とした。写真は武漢華南海鮮市場。

中国湖北省武漢市で新型コロナウイルスの起源などを研究していた中国と世界保健機関(WHO)の合同専門家チームが9日、市内で開いた記者会見で、外国側リーダーのピーター・ベンエンバレク氏は、研究所からのウイルス流出説について「可能性は極めて低い」とした上で、今後のウイルス起源追跡作業をこの方向で進めることを推奨しないと表明した。この結論により、長い間ぬれぎぬを着せられてきた武漢ウイルス研究所の名誉は取り戻された。上述の陰謀論をでっち上げた米国などの西側の一部の政治家とメディアは失望したことだろう。

同様に明らかになったのは、中国側がウイルスの起源追跡調査を妨害したなどとする主張は中傷であるということだ。WHOと中国の合同専門家チームはこの10日余り、新型コロナウイルスに関する大量の関連データ・資料を共同研究したほか、9つの関係先を視察し、医療関係者、研究室関係者、完治した患者、住民などと幅広く交流した。WHO専門家チームのメンバーであるピーター・ダザック氏は、ブルームバーグの取材に対し、「私たちが行きたいと言った場所、会いたいと言った人。リスト上の全ての場所に行った。中国側は喜んで私たちを連れていってくれた」と述べている。

合同専門家チームが発表した起源追跡研究の初期段階の結果から判断すると、新型コロナウイルスのヒトへの感染経路について、中間宿主経由は「比較的可能」であるほか、直接感染やコールドチェーンの食品経由も「可能」だという。これは、新型コロナウイルスの起源追跡を世界規模で行う必要性により多くの支えを提供している。起源追跡を世界規模で行うことが、この問題に必要な対応だ。

科学のことは科学に。専門的なことは専門家に。これが、感染症の流行と戦う人類のあるべき態度だ。関係各方面に期待するのは、中国側と共に起源追跡問題で積極的かつ協力的な態度を取り、WHOに起源追跡研究を実施するよう要請し、将来のパンデミックのリスクの低減に貢献することだ。(CRI論説員)

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