中国訪問中のWHO国際調査団、「重要な手掛かり」発見―中国紙

Record China    2021年2月9日(火) 14時40分

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新型コロナウイルスの起源を調べるため中国を訪れているWHOの国際調査団について、中国紙・環球時報は8日、調査団のメンバーが「『重要な手掛かり』を見つけた」と語ったことを伝えた。写真は武漢の漢口駅。

新型コロナウイルスの起源を調べるため中国を訪れている世界保健機関(WHO)の国際調査団について、中国紙・環球時報は8日、調査団のメンバーが「『重要な手掛かり』を見つけた」と語ったことを伝えた。

先月14日に武漢入りした調査団はこれまで湖北省中西医結合医院、武漢市金銀潭医院、華南海鮮卸売市場、中国科学院武漢ウイルス研究所を視察した。記事によると、「手掛かりの発見」について語ったのはピーター・ダザック氏で、同氏は海外メディアの取材に「専門家チームは武漢の感染拡大における華南海鮮卸売市場の『役割』を考察した際、一つの『重要な手掛かり』を見つけた」と説明した。ただ、詳細は明かされておらず、記事は「中国を離れる前に公表されるかもしれない」としている。

記事はまた、「調査団は今回の訪問を通じて新型コロナがどうやって武漢で爆発的感染となったのか理解することを期待している」とし、ダザック氏が「この研究は世界を席巻した感染症のターニングポイントがいつ訪れるのか予め示すこともできる」「これはすでに発生したことを深く理解する上での始まりであり、このようにすればわれわれは問題の再発を阻止できる」と指摘したことを紹介。さらに、「米国の前大統領をはじめとする西側の政治家は陰謀論者グループの先頭に立って『新型コロナウイルスは武漢ウイルス研究所から流出した可能性がある』と称したが、こうした言論にダザック氏や他の科学者は反論している」とも伝えた。

調査団の一行は武漢ウイルス研究所で長年ウイルスを研究してきた石正麗(シー・ジョンリー)主任と面会して話を聞いており、記事はダザック氏が同研究所を「数多くの優れた研究成果を出した」と高く評価していると指摘。さらに、同氏が「この機関にとって常にプレッシャーは大きいと信じている。そのため、私に限らず国際的な専門家のグループ全体が見識ある質問をすることができた。われわれがそうする時、鍵となる全ての人物がその場にいた。本当に良かった」と述べたことも紹介した。同氏は希望した場所への訪問などで中国側が快くサポートしたことにも言及したという。(翻訳・編集/野谷

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