米シンクタンク「米国は中国の世界化を阻止可能」、中国の三つの弱点を指摘―米華字メディア

Record China    2021年2月9日(火) 8時0分

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米国の中国語ニュースサイトの多維新聞は6日、「米国のシンクタンクが中国の三つの弱点を指摘、米国は中国の世界化を阻止可能」とする記事を掲載した。資料写真。

米国の中国語ニュースサイトの多維新聞は6日、「米国のシンクタンクが中国の三つの弱点を指摘、米国は中国の世界化を阻止可能」とする記事を掲載した。

記事は、香港英字メディア、サウスチャイナ・モーニング・ポストの6日付報道を要約して次のように伝えている。

ワシントンを拠点とするシンクタンクの戦略予算評価センターは1月の報告書で、「中国との戦略的競争が継続し、さらに全面的なものとなることを考慮すると、ワシントンとその外国のパートナーは、北京の計算に圧力をかけるために、中国軍の海外における拠点および展開のコストを押し上げる必要がある」と述べている。

報告書は、「中国軍は、急速な成長と近代化により、西太平洋を越えてさらに遠くにまで力を投影するだろう。これは、多くの点で、平時と戦時の両方で、米国に課題と脅威をもたらす可能性がある。米国は中国の戦略的弱点を利用することによってこの拡大に対処しなければならない」とした。

そして「中国に特有の、特に外圧の影響を受けやすい深刻な弱点」として、「中国の地理は、陸と海の大国に囲まれていること」「中国軍は、周辺の複雑な危機を管理するのに十分な機敏性を維持しなければならないこと」「海外インフラネットワークのギャップを埋めるための兵站(へいたん)問題」の三つを挙げた。

報告書は、「中国は、インドとの国境紛争、日本との尖閣紛争、南シナ海、台湾独立運動など、近隣国・地域との複雑な領土および海事紛争において同時に多方面に気を配らなければならない。中国はそうした事態にかなりの資源を消費し、世界計画を犠牲にしている」と指摘。「米国とその同盟国は、中国の三つの主要な軍事的弱点を把握し、中国軍が資源を、差し迫った陸上、近海、沖合の紛争に分散させざるを得ないようにして、その世界化を阻止すべきだ」と提案している。(翻訳・編集/柳川)

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