2021年2月6日、経済日報は、中国における短編動画サービス利用者がおよそ9億人に達したことが明らかになったと報じた。

記事は、中国インターネット情報センター（CNNIC）が先日発表した「中国インターネット発展状況統計報告」で、昨年12月現在における中国のインターネットユーザーが9億8900万人と同年3月に比べて8540万人増え、ネット普及率が70．4％に達したことが分かったと伝えた。

その上で、昨年のインターネット業界は新型コロナの感染抑止、感染予防の常態化といった点で大きな役割を果たし、全国統一の新型コロナ管理アプリ「防疫健康コード」の累計利用申請ユーザー数が9億人、使用回数は延べ400億回に達し、新型コロナ対策や生産活動再開におけるビッグデータの役割が際立ったとしている。

また、昨年12月時点でのオンライン教育ユーザーは3億4200万人、オンライン医療ユーザーは2億1500万人となったほか、貧困村での光ファイバー開通率が昨年11月現在で98％に達したと紹介。ECサービスの農村地域への普及も進み、全国832の貧困県で利用できるようになるとともに、貧困地域におけるインターネットを活用した新業態の発展もアシストしたと伝えた。

さらに、昨年1年間の中国のネット小売販売額は11兆7600億元と対前年比10．9％増、ネットショッピング利用者も7億8200万人とネットユーザー全体のおよそ8割に達したとしている。

このほか、昨年12月現在の短編動画ユーザーも8億7300万人と、同年3月に比べて1億人増加したと紹介。最近ではしっかりとした映像を作る意識が業界内に定着しつつあり、コンテンツの質が大きく高まっていると伝えた。（翻訳・編集/川尻）