日本起源の盲盒=在庫整理のよき片腕?

CRI online    2021年2月1日(月) 16時10分

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中国の全国各地で人気を集めているカプセルトイの箱入り版、「盲盒(ブラインドボックス)」がこのほど、中国消費者協会から名指しで批判されました。

中国の全国各地で人気を集めているカプセルトイの箱入り版、「盲盒(ブラインドボックス)」がこのほど、中国消費者協会から名指しで批判されました。業者が過度にマーケティングをしていること、消費者が「中毒」になりやすいこと、製品の品質の保障が難しいことなどが指摘されています。

盲盒は日本に起源を持っています。毎年正月になると、日本の店は商品をランダムに選んで紙袋に入れ、「福袋」という縁起の良い名で一定の価格で販売します。2019年に同様の商品が中国で流行し始め、当初は様々な小さな人形を箱に入れて販売していました。消費者は購入前に箱の中にどの人形が入っているのか分からず、購入後に箱を開けて人形のデザインを知ることができるため、「盲盒(ブラインドボックス)」と呼ばれました。飲食、メイクアップ、図書、文房具など多くの消費分野で「ブラインドボックスブーム」が巻き起こっています。

同協会によりますと、一部の経営者は製品自体の質が良くなく、ブラインドボックスのマーケティング人気に便乗しようとしており、一部の経営者はブラインドボックスを「在庫整理」の道具にしています。2019年の「ダブル11」に発売された新商品の「優享礼包」は、毎月その月の最新商品を配ると約束していましたが、購入後に受け取った商品がその月の最新商品ではなく古い商品であることに消費者が気づき、集団によるクレームを引き起こしました。

ブラインドボックスの消費者は、18-24歳が32%、25-29歳が26%を占めており、購入者全体の75%を女性が占めています。2019年、中国国内のブラインドボックス産業の市場規模は74億元で、2021年には100億元を突破する見込みです。中国では毎年平均20万人の消費者がブラインドボックスに2万元以上を費やしており、さらには年間100万元を費やしてブラインドボックスを購入する人もいるとのことです。(提供/CRI

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