「面接があるのにけがをしてしまってお化粧ができません。私にお化粧してくれませんか？」―。街角で道行く人にこんなお願いをしてみる動画がこのほど中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で紹介され、多くのネットユーザーの反響を呼んだ。

動画に登場するのは、「午後に面接があるのに、右腕を骨折してしまってお化粧ができない」という女性。通行人に「私にお化粧をしてもらえませんか」と頼んでみたところ、声をかけられた人は「いいですよ」「きれいにできるかどうか分からないけど」などと引き受け、女性に「（面接なら）薄い方がいいですよね」「面接は何時？間に合いますか」「（けがをして）痛いでしょう」「私も以前、骨折したことがあるから手伝ってあげたいと思ったんです」「急がないなら友達を呼んでもいい？友達はメークのプロだから」「きれいな眉。小顔ですね」などと声を掛けた。

さらに別れ際には「頑張って。きっとうまくいくから」「時間があったら明日ご飯を一緒にどう？」などのやり取りもあり、動画を見たネットユーザーは「温かい気分になった」「素晴らしい」「けがをしていないけど私もメークを手伝ってほしい」「私がもしメークをしてあげられたら、私も一日中うれしいと思う。だって他の人を助けることができたんだから」などと反応。この他、「鉄道駅で大きなスーツケースを運ぶのを一人の女性に手伝ってもらった」「傘を持っていなかった時に『この傘で一緒に行こう』と言ってくれた女性がいた」など、自身の感動体験を書き込む人も複数見られた。（翻訳・編集/野谷）