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中国メディアの楚天都市報は1月28日、中国広西チワン族自治区南寧市の裁判所が窃盗罪で懲役10年の一審判決を受けた男の「重大貢献」を認め、懲役6年と罰金に減刑したと報じた。資料写真。
中国メディアの楚天都市報は1月28日、中国広西チワン族自治区南寧市の裁判所が窃盗罪で懲役10年の一審判決を受けた男の「重大貢献」を認め、懲役6年と罰金に減刑したと報じた。
記事によると、男は2018年2月17日に市内のある家に侵入。現金21万元(約340万円)、外貨約16万元(約260万円)相当の他、記念コインや茅台酒6本を盗み、一審の同市青秀区人民法院は懲役10年、罰金10万元(約160万円)と被害者への賠償を命じた。
これに対して男は控訴し、「他人の重大な犯罪を届け出たことは減刑が認められる『重大貢献』に当たる」と主張。男が届け出た犯罪とは自治区の金融当局幹部らの汚職で、この幹部は昨年1月に起訴された。検察は「単独または他人と共に不当に受け取った金品は人民元2122万元(約3億4500万円)、外貨7500ドル(約78万円)、5000ユーロ(約63万円)、760万元(約1億2400万円)相当の住宅1軒と非常に巨額。収賄罪で刑事責任を追及すべきだ」と認定したという。
記事は「男の提供したのは犯罪の手がかりに過ぎないが、この行為は重要な役割を果たした。裁判所は男の届け出に基づいて収賄事件が捜査・解決されたと考えた」とし、裁判所が最終的に男の行為は「重大貢献」を構成するものと認めたことを伝えている。(翻訳・編集/野谷)
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