<韓国船沈没>助かったのは指示を無視した生徒、「先輩には絶対服従」の文化を継承すべきか―韓国メディア

Record China    2014年4月24日(木) 11時25分

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23日、河南商報によると、韓国メディアは、韓国船「セウォル号」沈没事故で言うことを聞く生徒が死亡し、ヤンチャな生徒が生き残ったことについて、保護者は難題を突き付けられていると報じている。写真は中国の事故報道。

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2014年4月23日、河南商報によると、韓国メディアは、韓国船「セウォル号」沈没事故で言うことを聞く生徒が死亡し、ヤンチャな生徒が生き残ったことについて、保護者は難題を突き付けられていると報じている。

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子どもはいつ大人の言うことを聞くべきで、いつ自主的に行動すべきなのか。事故当時、乗っていた300人以上の生徒のほとんどが船内放送の指示に従い、その場を動かなかった。しかし、最終的にはその場にとどまった生徒の多くが船とともに沈んでいった。一方で、一部の指示を無視した生徒は助かっている。

韓国メディアは事故後、保護者はどのように自分の子どもを教育すべきなのかについて疑問を提起している。「“先輩には絶対服従”の文化を続けるべきか、自分の判断で行動を起こすべきか」。

今回の事故で指示に従った多くの人が犠牲になったことについて、ロイター通信は「長幼の序が深く根を張る韓国社会では、目上の者や権威に対して疑問を抱いたり、反論したりすることが難しい。多くの乗客はイ船長に完全に服従したため、逃げるチャンスを逃した」と指摘している。

指示に従わなかった子どもたちが生還して、従った子どもたちは行方不明になった。この残酷な現実は、韓国の保護者に「この事故からくみ取った教訓を子どもにどのように伝えるか」という難題を突き付けている。

乗客の学生の母親は、船長らが乗客をその場にとどまらせて自分たちが先に避難したことについて、「子どもたちはどうやって大人を信用しろというの?子どもに、事故に遭ったときは大人の言うことを聞きなさいと言えばいいのか、できるだけ現場を離れなさいと言えばいいのか分からない」と話している。(翻訳・編集/北田

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