<韓国船沈没>「子どもが『助けて!』と叫ぶ光景が頭から離れない」=心理ケアに不満の声も―韓国メディア

Record China    2014年4月23日(水) 11時43分

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22日、韓国・中央日報ウェブサイトによれば、韓国の旅客船・セウォル号の沈没事故で、救出された生存者の心的外傷後ストレス障害(PTSD)のケアについて、生存者から不満の声が上がっている。写真は中国の事故報道。

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2014年4月22日、韓国・中央日報ウェブサイトによれば、乗客476人を乗せた韓国の旅客船・セウォル号の沈没事故で、救出された生存者の心的外傷後ストレス障害(PTSD)のケアも始まっているが、対象は基本的に学生のみとなっており、それ以外の生存者から不満の声が上がっている。中国新聞網が伝えた。

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生存者の男性(41歳)は運良く救助されたが、心身ともに深い深刻な影響が残った。傾いた船内で頭を傷つけたことで、昼夜を問わずひどい頭痛に悩まされているほか、事故の恐怖にさいなまれているという。彼は「波に飲まれていく子どもが『助けて!』と叫ぶ光景が頭から離れない」と話している。

生存者のPTSDは生徒だけでなく、すべての生存者に治療が欠かせない。この事故での生存者174人のうち75人が高校生で、彼らは高麗大学校の専門医療施設でカウンセリングと治療を受けているが、その他99人の生存者には専門的なカウンセリングや治療を受ける機会はいまだ与えられていないという。

前出の男性は、「学生を優先するのは理解できるが、政府はほかの生存者の状況も考慮してほしい」とし、「悪夢にうなされたり、情緒不安定だったりで退院できない。このような状態が続けば、今後の生活にも影響が出る」と話している。(翻訳・編集/岡田)

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