<韓国船沈没>言うことを聞かない子が生き残り、聞き分けの良い子が死んでしまった―韓国

Record China    2014年4月23日(水) 23時13分

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23日、長江商報は記事「韓国メディア、“服従文化”を反省」を掲載した。多くの子どもたちがその場を動くなとの船内放送に従って逃げるチャンスを失った。写真は米紙。セウォル号沈没事故を1面で扱っている。

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2014年4月23日、長江商報は記事「韓国メディア、“服従文化”を反省」を掲載した。

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16日に起きた客船セウォル号の沈没事故。22日時点で死者数は104人に達した。なお198人が不明。事故に注目が集まる中、生存者が撮影した動画がネットで話題になっている。船体が大きく傾いているのに、船室内で平然と座っている生徒たちの姿だ。動画には今いる場所から動かず無理に逃げ出さないようにとの船内放送も記録されていた。

セウォル号の沈没事故では、大多数の乗客が指示に従い逃げ出さなかった。ロイター通信のコラムは「長幼の序が深く刻み込まれている韓国社会では、上位者や権威ものからの要求は疑念を抱くことなく受け入れられる。多くの乗客が完全に指示に従い、逃げ出すチャンスを逸した」と分析している。

「言うことを聞かない子どもが生きて帰って、聞き分けのよい子が行方不明になってしまった。他の保護者ともこのことを話しましたが、あるいは知らない人や先生の言うことは信じるなと教えておくべきだったのかも知れません。」これは行方不明の高校生の母親が語った言葉だ。

別の母親はセウォル号の船長と船員が生徒たちに動くなと命じておきながら自分は真っ先に逃げ出したことを取り上げ、「これでどうして子どもたちが大人を信じることができるでしょうか。危機の時には大人のいうことを聞きなさいと教えるべきなのか、それともすぐに逃げなさいと教えるべきなのか、どちらなのでしょう」と嘆いた。(翻訳・編集/KT)

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