2021年1月27日、韓国・聯合ニュースによると、韓国で新型コロナウイルスの集団感染が発生した学校に市民らが抗議に押し寄せ、生卵を投げつける事態が発生した。

記事によると、ハンマウム教会が運営する光州（クァンジュ）市のTCS国際学校で最近、合宿教育が行われ、生徒や教師など約120人のうち100人以上が新型コロナウイルスに感染した。

このニュースを聞いた市民らは、感染者らが学校から隔離施設に移動する際、生卵を投げつけて抗議した。ある市民は「防疫規則を守ってきた自営業者の苦悩を台無しにする無責任な行動をした宗教団体を厳しく処罰せよ」と訴えた。警察官の制止を無視し、工事用のラバーコーンを拡声器のように持ち大声でわめく市民もいた。建物の壁面にある「主イエスを信じなさい、そうすればあなたもあなたの家族も救われます」という聖書の言葉には4～5個の生卵が投げつけられたという。

韓国では最近、コロナ感染者数が落ち着き始めていた。そのため突然のクラスターニュースに市民らは虚しさと憤りを感じている、と記事は伝えている。

この記事にも韓国のネットユーザーからは「韓国から追放しよう」「卵じゃなくて爆弾でも投げつけたい気分」「韓国人はまだ優しい方だ。欧米なら火をつけたり暴動が起きて大混乱しているだろう」など怒りの声が殺到している。

また、韓国ではこれまでもたびたび宗教施設での感染が物議を醸したことから「教会発の感染が多すぎ」「教会で日曜にお祈りしたら何でも許されると思ってるのか？」など厳しい声も。

一方、一部からは「卵でも投げつけたい気持ちは分かるけど、子どもたちがかわいそう」「子どもたちに罪はないのに」との声も上がっている。（翻訳・編集/松村）