カナダのホームレスのため14年間サンドイッチを無料提供、韓国人夫婦の行いに称賛の声

Record China    2021年1月30日(土) 22時20分

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26日、韓国・聯合ニュースは、カナダで14年間にわたりホームレスのためにサンドイッチを提供する韓国人夫婦について報じた。資料写真。

2021年1月26日、韓国・聯合ニュースは、カナダで14年間にわたりホームレスのためにサンドイッチを提供する韓国人夫婦について報じた。

記事によると、カナダ在住の60代の夫婦、キム・ギョンテさんとペ・ジュヨンさんは韓国・慶尚南道統営出身。ソウルに住んでいたが2001年にカナダに移民し、その2年後にオンタリオ州セントキャサリンズで「ポニーミニマート」という名のコンビニをオープンした。

夫婦は07年から、毎週日曜日に手作りのサンドイッチ約200個をホームレスや麻薬中毒者に無料で提供している。サンドイッチは1個あたり3~4ドルほどで、14年間に換算すると総額4億ウォン(約3756万円)を超えるものとみられる。

キムさんは「カナダ政府が移民を受け入れ、生活できるようにしてくれた。この国に特に貢献できることもないので何をしようか悩んだ末、麻薬中毒になったホームレスたちが目に入った。麻薬は悪いもので、はまってはいけないということを知らせようと思い、サンドイッチを作って配り始めた」と話したという。

夫婦の行いはトロント韓国日報などで報じられ、今ではコンビニにホームレスらが着る服や現金を置いて行く人もいるという。また近隣の協会からサンドイッチの材料の支援もある。キムさん夫婦は「初心を忘れないようにという励ましだと思う」とした上で、「いつになるか分からないが、コンビニを閉めるその日までホームレスにサンドイッチを提供したい」と話したという。

これを受け、韓国のネット上には「尊敬します!」「他国で暮らすのも大変なのに、苦しい人たちのために14年間も頑張っていて素晴らしい」など称賛の声や応援メッセージがあふれている。(翻訳・編集/松村)

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