中国誌・新民週刊は26日、「2人の米国大統領の背後に立つ韓国系ボディーガードに注目集まる」と題し、現地時間20日のバイデン新大統領の就任式で警護に当たったシークレットサービスのデビッド・チョ氏について報じた。

記事によると、韓国系米国人のチョ氏は前大統領のトランプ氏と北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）氏による米朝首脳会談での警護にも加わったことのある人物。2019年には突出した成績を理由に国土安全保障省（DHS）から表彰されており、米紙ワシントン・ポストは同氏を形容するのに「完璧主義者」という言葉を使った。

記事は「以前、トランプ氏に付き添っていたシークレットサービスの一部交替をバイデン氏が検討しているとのニュースが伝えられたが、トランプ氏の警護チームの『ナンバー2』と呼ばれたチョ氏はとどまり、連続して2人の大統領の警護をすることになった」と指摘。さらに「バイデン氏の就任後、シークレットサービスは多方面にわたる理由で人員の調整を行った」と述べ、「副大統領当時のバイデン氏を警護した数人はホワイトハウスに戻り、トランプ氏と密接な関係にあった人やトランプ氏の政治的立場を支持する人は異動になった」とした上で、バイデン政権でチョ氏が「ナンバー1」に昇格したことを紹介した。

記事はこの他、韓国のネットユーザーがチョ氏の話題で盛り上がったことや、チョ氏の元上司がSNS上でチョ氏を「厳粛で集中力があり、くだらならいことを言わない人物だ」と称えたことなどにも言及している。（翻訳・編集/野谷）

Hands down my fave Asia reax to @POTUS inauguration: Koreans going bonkers over Korean American @SecretService agent David Cho. Koreans joke two people at event brought honor to Cho clan: David Cho and President Joe. (In Korean, Cho and Joe both pronounced “jo” 조.)@JoeBiden pic.twitter.com/U9JHYEQb4B

— Eunice Yoon (@onlyyoontv) January 21, 2021