山東省の金鉱爆発事故、作業員11人が14日ぶりに救出―中国

人民網日本語版    2021年1月25日(月) 17時10分

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山東省煙台市に建設中の山東五彩竜投資有限公司の栖霞笏山金鉱で爆発が起き、坑内にいた作業員22人が閉じ込められた事故から14日間が経過した24日午後、11人が無事救助された。

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山東省煙台市に建設中の山東五彩竜投資有限公司の栖霞笏山金鉱で爆発が起き、坑内にいた作業員22人が閉じ込められた事故から14日間が経過した24日午後、11人が無事救助された。11人は救急車で栖霞市人民病院に搬送され、治療を受けている。行方が分かっていない10人の捜索も引き続き全力で行われている。

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10日午後2時、建設中の金鉱で爆発が起き、作業員22人が地下の横坑に閉じ込められた。通報後、時を移さずに大規模な救出活動が始まった。たくさんの掘削機が同時に作業を行い、12本の立て坑を掘って捜索が展開された。

24日午前11時13分、極端に衰弱した状態だった作業員がまず発見され、無事地上まで引き上げられた後、治療を受けるため、すぐに病院に搬送された。その後、緊急救助指揮部が立て坑を通して敷設した電話回線などで連絡を取っていた作業員10人が、4回に分けて引き上げられた。体調の良好な作業員は自分で立ち、救助隊に支えられながら歩くこともできる状態だった。

救出された作業員の1人は、「一番したいことは家に帰ること。家族に『僕は生きている』と伝えたい」と語った。また、ある作業員は地上に引き上げられた際、両手を合わせて感謝の気持ちを表した。その両手には、まだ電気がついた状態の懐中電灯をしっかりと握りしめていた。作業員らが引き上げられると、現場では拍手や歓声が起こり、感動的な救出劇となった。

栖霞市人民病院では、救援指揮部が作業員ごとに組織された医療チームにより特別治療が行われている。カウンセリングなども行われ、作業員が1日も早く身心の健康を取り戻し、帰宅して春節(旧正月、今年は2月12日)を過ごせるよう取り組まれている。当稿執筆時点で、救助活動が引き続き急ピッチで進められており、まだ行方が分かっていない作業員の捜索が行われている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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