エネルギー供給構造の調整急ぐ中国で「風力発電ブーム」―独メディア

Record China    2021年1月27日(水) 9時20分

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独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは24日、エネルギー供給構造の調整を急ぐ中国で、2020年は風力発電の設備新設が急増したと報じた。資料写真。

独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは24日、エネルギー供給構造の調整を急ぐ中国で、2020年は風力発電の設備新設が急増したと報じた。

記事によると、中国では石炭火力発電所の建設が依然進められているが、同時に風力発電や太陽光発電が大きな進展を遂げている。このうち、風力発電の20年の設備新設は前年比178%増の7167万キロワットとなった。年の最後の数週間で風力、太陽光ともに大幅に伸びたことから「中国政府が計算方式を見直したのか」という疑問の声が上がったが、証券会社のアナリストは年末に補助金の期限を迎えることを原因として指摘した。

また、同年の状況についてアモイ大学中国エネルギー政策研究院の林伯強(リン・ボーチアン)院長は「先を争って設置したかのような感がある」との感想を示したという。

記事は、中国が05年に「1次エネルギー消費に占める非化石エネルギーの割合を20年までに6.8%から15%に引き上げる」との目標を打ち出したと紹介。この他、「欧州の風力発電設備メーカーが中国のエネルギー転換ブームからメリットを得るのは難しい。19年は中国の10大メーカーが90%以上のシェアを握った」との指摘があることを伝えた。

国際的にも中国企業は世界の主要サプライヤーの一つとなっており、賃金水準の低さから「中国企業が提示する見積もりは西側のライバル企業より15~20%低い」という不満が欧州企業から漏れたこともあるという。(翻訳・編集/野谷

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